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    テキーラ・ハイボール ◎alcozy/アルコジ(札幌市中央区)

    スモーク香 はじける

    • ジンギスカンタコスとテキーラ・ハイボール。テキーラはユニークなボトルが多い。どくろは再生を意味し、メキシコでは親しまれているモチーフという
      ジンギスカンタコスとテキーラ・ハイボール。テキーラはユニークなボトルが多い。どくろは再生を意味し、メキシコでは親しまれているモチーフという

     9月も2週目に入り、ようやく残暑が一段落。初秋の夜長、テキーラを楽しんでみてはいかがだろうか。

     ススキノにある「アルコジ」は北海道随一の品ぞろえを誇るテキーラ・バー。その数は230本もある。店主の桶川弘克さんは、日本テキーラ協会が認定するテキーラ・マエストロの資格を道内で初めて取得、テキーラの魅力を伝える伝道師だ。

     テキーラを飲んだことはあっても、どんなお酒かを知らない人は多いのではないだろうか。

     「世界4大スピリッツの一つですが、メキシコのごく限られた地域で造られたものだけがテキーラと名乗ることができる。原産地呼称が認められています」と桶川さんは言う。

     テキーラの原料は巨大なアロエのような植物“アガベ”。栽培する地域で味がドライになったり、フルーティーな甘さに仕上がったりするという。さらにたるで寝かせて香り付けし、熟成期間によっても味わいは異なる。

     「種類はいろいろあるものの、テキーラは蒸留酒の中でも難しいことを言う必要がなく、自由に楽しめるのが最大の魅力です」

     桶川さんが勧める飲み方はテキーラ・ハイボール、略して「テキハイ」だ。オーク樽で60日間熟成させたテキーラを炭酸で割って、レモンの皮で香り付けし、氷を入れないのがアルコジ流という。スモーキーな香りが心地よく、少し濃いめだが、爽やかな印象だ。

     このテキハイにぴったりなのが、オリジナル料理の「ジンギスカンタコス」。味付きのジンギスカンをトウモロコシの粉とスパイスで手作りした生地のトルティーヤで挟んだ一品だが、これがよく合う!

     メキシコの地酒と伝統料理、北海道のソウルフードとの“合体”が楽しく、一気にテキーラが身近に感じられた時間だった。

     来月10日には、道内初となる全国的なテキーライベントが札幌市内の「クロスホテル札幌」で開催予定という。今年の秋はテキーラが面白い。

     (文・小西由稀 写真・山本顕史)

     【住 所】 札幌市中央区南7西4 LC七番館6階 (電)011・562・1252

     【営業時間】 午後9時~午前4時。不定休

     【主なメニュー】 テキーラ1ショット650円~、テキーラ・ハイボール900円、ジンギスカンタコス2個600円、スパイスから調合する手作りカレー900円

    ※メニュー、などは変更されている場合があります。

    2016年09月08日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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