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    具だくさんスープ ◎イル・ポスティーノ(札幌市中央区)

    朝ほっこり 手作り2種

    • えびワンタンスープはMサイズ、かぼちゃのエスニックスープはSサイズ。取材した日のパンはフレンチトーストで、サラダ付きで計750円だった(ジュースはサービスで提供)
      えびワンタンスープはMサイズ、かぼちゃのエスニックスープはSサイズ。取材した日のパンはフレンチトーストで、サラダ付きで計750円だった(ジュースはサービスで提供)

     札幌市中央区の歩行者専用道路、通称「ミニ大通」沿いにたたずむカフェ&ギャラリー「イル・ポスティーノ」。店内には版画家・画家の保手浜孝さん、拓さん親子のほのぼのとした作品が飾られ、大きな窓から柔らかな秋の日差しがこぼれて、気持ちのよい空間だ。

     イル・ポスティーノでは今春から、札幌では珍しい“二毛作”の営業形態をとっている。同じ店舗を使って、午前の部は朝ごはんカフェ「朝ポス」、午後の部はカフェ&ギャラリー「イルポス」になる。さらに、満月の夜限定で「ムーンライトカフェ・バー」も開いている。

     「オープンから15年がって新たな展開をと思い、午前の時間をゆっくり過ごしていただこうと、朝ごはんカフェを始めました」とオーナーの大谷薫さん。

     朝ポスでは、具だくさんスープがメニューの基本。ほぼ2日ごとに変わる2種類のスープを用意し、SMLの3サイズから量を選ぶことができる。

     さらにごはんやパン、総菜を自由に追加できるスタイルだ。「朝は食欲のある方、ない方がいるので、自由度の高い内容にしています」と、朝ポスを担当するさなえさんは説明する。

     訪問した日はチキンスープがベースの「えびワンタンスープ」と、野菜のだしが隠し味の「かぼちゃのエスニックスープ」の2種類を味わった。さなえさんは、スープ料理が豊富なアメリカ在住経験を生かし、多彩でかつ、ひと工夫したスープを提供している。

     丁寧に手作りしたスープは、朝の体にじんわりしみて、元気をチャージしてくれる。2種類とも、頼む人が多いという話も納得だ。

     総菜の内容は、その日のお楽しみだが、サラダやひじきの煮物など和洋そろえている。

     一方、イルポスでは、コーヒーや日本茶、アルコールなど、種類豊富なドリンクを飲みながら、午後の時間をくつろぐことができる。

     また、隣にあるケーキ店「ル・パティスリーウノズ」から、ケーキを持ち込みできるサービスも好評だ。

     午前、午後、そして満月の夜と、時間に応じて楽しみ方が変わるユニークな形態だが、いずれも居心地のよさは抜群だ。

    (文・小西由稀 写真・山本顕史)

    【住 所】 札幌市中央区北4西14 ライオンズガーデン植物園1階 

    (電)011・272・7277

    【営業時間】 朝ポスは午前7時~11時で、月、火曜は定休、満月の日とその翌日も休み。イルポスは午後1時~6時で、不定休。店名はオーナーが好きな同名の映画から取ったとのこと。

    【主なメニュー】 朝ポスは、スープは各250円から、パンまたはごはんは各100円から、総菜50円から。イルポスは、コーヒー450円、日本茶350円から、ビール450円から

    ※メニュー、価格などは変更されている場合がございます。

    2016年11月03日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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