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    グラッセ・アップルパイ・アラモード ◎ジェイ・グラッセ(札幌市南区)

    リンゴの食感 引き立つ

    • 季節のフルーツを添えたグラッセ・アップルパイ・アラモードと、ブラムリーのホットスムージー
      季節のフルーツを添えたグラッセ・アップルパイ・アラモードと、ブラムリーのホットスムージー

     札幌の奥座敷、定山渓温泉街に女性客をきつける店がある。「ジェイ・グラッセ」は、地元南区の果樹園を中心に、道産のリンゴを生かしたアップルパイが話題のカフェだ。

     「定山渓の周辺で取れるフルーツを知ってもらいたい、召し上がってもらいたい。そして、温泉街を盛り上げるきっかけになれば、という思いもあります」と、店長の元永香織さん。

     オープンは2015年11月。温泉宿「ぬくもりの宿 ふる川」に隣接する一軒家で、靴を脱いでゆったりできる和のモダンな空間が心地よい。今の季節はまきストーブの温かさが、またうれしい。

     自慢のアップルパイを頬張ると、シナモンなどスパイスがほんのり香るサックサクのパイの中に、大ぶりにカットされたリンゴのコンポートが! 生とは違うが、リンゴらしさを残した食感が印象的だ。訪れた日は「レッドゴールド」という品種を使っていたが、品種が持つジューシーさも感じられる。

     「リンゴは果樹園から直接仕入れているので、その時々で品種が異なります。極力食感を残すように、そして品種ごとに味の微調整もしています」と元永店長は説明する。

     リンゴは生からコンポートにし、真空低温で調理、さらに蒸し焼きにすることで香りを逃さず、煮崩れせずに食感を残すことができるのだという。

     また、味のベースになるシロップに本みりんを使っていることも特徴。リンゴ本来の風味を引き立て、上品な甘さに仕上がるのも、そのためだ。

     一番人気の「グラッセ・アップルパイ・アラモード」は、温かいアップルパイにアイスクリーム、その日のソース、季節のフルーツを添えた豪華版。

     ドリンクもセットになっているが、ぜひプラス料金で冬季限定「ブラムリーのホットスムージー」にするのがおすすめ。シードルの原料になる青リンゴ「ブラムリー」を使った温かいスムージーなのだが、レモンに似た酸味と香りの良さが魅力だ。

     つい出無精になりがちな季節だが、定山渓温泉で温まり、アップルパイを楽しむ休日はいかが?

     (文・小西由稀 写真・山本顕史)

    【住 所】 札幌市南区定山渓温泉西4の356 (電)011・598・2323

    【営業時間】 午前9時~午後6時。不定休

    【主なメニュー】 グラッセ・アップルパイ・アラモード1000円(プラス100円でブラムリーのホットスムージーがセットに)、冬季限定フルーツグラタン1000円、グラッセ・アップルパイセット750円

    ※メニュー、価格などは変更されている場合があります。

    2017年01月19日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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