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    びえい和牛の五種盛り ◎炭火焼肉 亞茶 総本店(札幌市中央区)

    ほどよい脂身 箸すすむ

    • 日替わりのおすすめの部位を2、3人で楽しめる「びえい和牛の五種盛り」
      日替わりのおすすめの部位を2、3人で楽しめる「びえい和牛の五種盛り」

     若い頃は脂こってりの肉でもガンガン食べたものだが、今は量より質が大事。上質な肉をちょっとずつ、じっくり味わいたいと思う。

     とはいえ、値はあまり張らない方がありがたい。そんな願いが満たされ、普段使いできるのが、地下鉄西18丁目駅近くに構える「炭火焼肉 亞茶」だ。

     同店の強みは食肉卸会社直営ならではのコストパフォーマンスの高さにある。メニューの主軸をなし、牛肉の格付けA5ランクを獲得した「びえい和牛」は、美瑛町の「ファームズ千代田」が自社の種牛を基に繁殖から肥育までを一貫して手掛ける“純・道産和牛”。

     酒かすの生酵母などを独自に配合した飼料や、有機栽培のあら飼料、そして大雪山系のミネラル豊富な湧き水を与えることで、きめ細かいサシが入った、軟らかな肉質になるという。

     同店では、代表取締役の坪洋樹さん(39)が毎月、上川町の畜産公社まで出向き、個体の状態を見極めて、1頭丸ごとを買い付ける。

     「直接仕入れることでムダな流通経費を抑え、その分、メニューの価格に反映させたいと思っています。自社で解体・管理しているので、なかなか味わえない希少部位も楽しめます」と坪さんは胸を張る。

     その言葉通り、メニュー表には、「○月○日のおすすめ」として多様な部位が日替わりで並ぶ。面白いのは、たとえば同じモモ肉でも、ランプやイチボ、トモサンカクなど、部位ごとに細分化されていること。

     これまで一くくりにとらえていた部位も、食べ比べてみると、食感や赤身と脂のバランスの違いが発見でき、舌鼓を打ちながら“肉を知る”喜びを得られるのが楽しい。

     お薦めなのは、その日の一押しの部位を見繕ってくれる「びえい和牛の五種盛り」。炭火でさっとあぶり、岩塩を添えて味わうと、肉の甘みとコクが舌の上でじんわりとろける。脂身もほどよく、後味があっさりしているので、つい箸が進んでしまう。

     九州の大手食肉メーカーの特約店だからこそ入荷できる熊本産の新鮮な馬刺しや、徹底して下処理にこだわった道産豚の生ホルモンも常連客に人気だ。

     スタイリッシュな店内は、空調システムも万全で、煙やにおいも気にならない。ゆったりと腰を据えて〈大人の焼き肉〉を満喫したい。

    (文・葛西麻衣子 写真・藤倉孝幸)

    【住 所】 札幌市中央区北1西20の2の27 クレオレジデンス20 1階、2階(電)011・621・1529

    【営業時間】 午後5時~午前0時(ラストオーダー午後11時)。定休は火曜(祝日の場合は営業で翌日休み)

    【主なメニュー】 びえい和牛の三種盛り(180グラム)2139円、びえい和牛の五種盛り(300グラム)3219円、上とろ塩ホルモン702円、牛とろユッケ1167円、馬刺しの赤身951円、ユッケジャンスープ627円など

    ※メニュー、価格などは変更されている場合があります。

    2017年02月09日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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