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    「紅はるか」のやきいも ◎やきいもLabo(札幌市中央区)

    じっくり乾燥 甘さ増す

    • 「紅はるか」の自然な甘味を最大限に引き出した干し芋、やきいも、さつま豆乳シェイク
      「紅はるか」の自然な甘味を最大限に引き出した干し芋、やきいも、さつま豆乳シェイク

     普段は甘党よりも左党だが、子どもの頃から「焼きイモ」だけには目がない。なかでも最近は、2017年8月、札幌の米里行啓通にオープンした専門店「やきいもLabo」の“進化形”にすっかりハマっている。

     実はここ、健康食品の開発販売などを手掛ける「株式会社アクシスイノベーションズ」が経営母体で、おいしさの秘密は、その特殊な加工製法にある。食材を低温減圧真空状態で加工できる「ドライアライブ」という世界初の食品乾燥システムだ。

     「サツマイモの細胞を傷つけず、栄養価を凝縮保存できるのが特徴。甘味もアップし、濃厚な味わいに仕上がります」と代表取締役社長の矢野雅也さん。

     サツマイモは、上品な甘味の鹿児島県産「紅はるか」。味が濃い小ぶりのサイズを選び、2~3か月寝かせてから「ドライアライブ」でじっくり乾燥させる。これをオーブンで焼き上げ、「最も甘みが引き立つ」という約60度に保温する。

     つややかな黄白色の断面にかぶりつくと、素朴で優しい甘みが口いっぱいに広がる。食感はホクホクというよりしっとり系。うま味がギュッと詰まった味わいは、ソフトな干しイモのようだ。スイートポテトやフライドポテトはもちろん、マヨネーズ、ゴマ油、粒マスタードでえて味わうのもおすすめだという。

     また、焼きイモと同様に「ドライアライブ」で蒸し加工したサツマイモを丸ごと1本使った「さつま豆乳シェイク」も人気。砂糖は一切加えていないので、自然な甘さとさっぱりとした後味が魅力だ。

     ちなみに、この「やきいも」と「さつま豆乳シェイク」は、マーケティングやブランドビジネスの専門家らによって厳選される「アジアゴールデンスターアワード2017」で商品賞に輝いたという。

     さらに今年は新商品の「干し芋」も登場。少し加熱すると、とろりと軟らかく、一層甘みが増し、まるでスイーツそのものに!

     「サツマイモは、ビタミン類や食物繊維はもちろん、酵素、ヤラピンも豊富。その栄養価を余すところなく手軽に味わえる焼きイモは、まさにスーパーフードです」と矢野さん。

     き火でワイルドに味わうのもいいが、理にかなった美味なら一石二鳥だ。

    (文・葛西麻衣子 写真・藤倉孝幸)

    【住  所】 札幌市中央区南14条西9丁目3の40 (電)011・211・1635

    【営業時間】 午前11時~午後8時(5~11月は午後9時まで)。不定休。

    【主なメニュー】 ◇やきいも1本350円、3本1000円◇さつま豆乳シェイク(プレーン、シナモン風味)各450円◇干し芋1袋450円

    ※メニュー、価格などは変更されている場合があります。

    2018年04月05日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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