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    観光消費額、過去最高の1兆4298億円…道推計

    波及効果で雇用19万人

     道は、観光客が道内旅行で支出した「観光消費額」や観光による経済波及効果をまとめた「道観光産業経済効果調査」の結果を公表した。観光消費額の推計総額は1兆4298億円となり、前回5年前の調査から約1割増え、1988年の調査開始以来、過去最高となった。


     調査は2014年10月~15年9月に実施。17日の道議会特別委員会で示した調査結果によると、観光消費額の内訳は、訪日外国人が、外国人観光客の増加を反映して、前回から2850億円増えて、3705億円となり、全体の4分の1を占めた。一方、道民は866億円減の6374億円、来道者も678億円減の4220億円だった。訪日外国人の1人当たり消費額を国・地域別に見ると、香港が最も多く23万9488円、中国(22万3316円)、タイ(18万456円)と続いた。

     観光による経済波及効果の推計では、雇用が19万人で、全産業の就業者数の8・1%にあたるという。道税・市町村税への効果は722億円で、道内の全税収(2014年度、1兆2320億円)の5・9%を占める。原材料やサービスなどの波及効果の集計は2兆897億円となった。

     道観光局の担当者は「観光消費は農林水産業や製造業など幅広い産業に及ぶ。観光業界の活性化を地域経済の振興につなげていきたい」と話している。

     道によると、今回の調査は、道内の空港、ホテルなどを利用した旅行客や、道民モニターが対象。聞き取りや、調査票の郵送による回収で実施し、約4800人が回答した。

    2017年05月18日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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