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    635事業所で違法時間外労働…昨年度 労働局調査

    200時間超が17事業所

     厚生労働省北海道労働局は、2016年度に道内の635事業所で違法な時間外・休日労働が確認され、是正・改善の指導を行ったと発表した。長時間労働が疑われるとして調査した1180事業所の53・8%にあたる。厚生労働省が月の残業時間で定めた「過労死ライン」(80時間)の2倍以上となる200時間超が17事業所もあった。

     発表によると、指導対象は、過去に労働基準監督署に過労死などに関する労災申請があったり、外部から情報提供があったりした事業所。同労働局が長時間労働の指導実績を公表したのは初めて。

     指導した635事業所のうち、過労死ラインを超える残業があったのは490事業所(77・2%)。このうち、月100時間超は363事業所(57・2%)だった。

     このほか、賃金が支払われていない残業(サービス残業)は、159事業所で確認された。全体の9割近い1014事業所には、医師による面接指導や残業時間の削減など、過重労働による健康障害の防止措置が不十分だとして指導した。

     同労働局の担当者は「悪質な場合は処分も考え、各事業所が自主的に改善を図るよう、引き続き是正に取り組む」としている。

    2017年09月14日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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