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    観客と選手の距離近く…ハム新球場準備会社社長

     「特別な体験ができる夢のある場所にしたい」――。2023年の完成が予定されるプロ野球・北海道日本ハムファイターズの新本拠地。新本拠地の準備会社「北海道ボールパーク」(札幌市豊平区)の福田要社長(58)が読売新聞の取材に語ったアイデアや考えから、同社が目指すボールパークの姿が見えてきた。

    「車の割合増やす」

    ■球場の魅力向上

    • 北海道日本ハムファイターズの本拠地移転候補地「きたひろしま総合運動公園」のイメージ図
      北海道日本ハムファイターズの本拠地移転候補地「きたひろしま総合運動公園」のイメージ図
    • 「特別な体験ができる球場を目指したい」と語る福田要社長(札幌市豊平区で)
      「特別な体験ができる球場を目指したい」と語る福田要社長(札幌市豊平区で)

     福田社長が語る構想によると、新球場は観客と選手の距離を様々な形で近づける。高額のVIP席付近には、控室とグラウンドを行き来する選手が間近に見える通路を配置する考えがある。

     選手の環境も向上させ、入浴施設やサウナのほか、水流を当てて疲労回復できる設備も導入したいという。現本拠地の札幌ドームにない選手用の常設トレーニングルームも作る。

     札幌ドームはコンクリート上に人工芝を敷くため選手の足腰への負担が大きいことから、新球場は天然芝にこだわる。球場は光や風が入る構造にする必要があり、冬に対応するためドーム型で検討する。屋根は透明素材にするか、開閉式にするか検討している。

    ■交通アクセス

     想定している観客は3万~3万5000人。新球場に行き来する交通手段が大きな課題だ。球場予定地近くのJR千歳線に新駅を設置することが「前提であることに変わりない」という。ただ、「設置できなければ球場を造らないということではない。様々な方法を考えたい」と柔軟な姿勢を見せた。

     JR千歳線は過密ダイヤのため、例えば現行のダイヤで2時間で運べる乗客は1万人強が限度だ。残る2万~2万5000人はシャトルバスか車を使うことになるが、「乗り合いを増やして車の割合が増えるアイデアを考えたい」と語った。

     試合後の混雑緩和策として、試合後も楽しめるイベントを行ったり、飲食店の割引券を配布したりするなど、ボールパークの利点を活用する考えも示した。

    2018年04月17日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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