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    カーリング新星、大一番

    結成1か月で日本選手権V「チームIWAI」

     カーリング男子の日本選手権を結成1か月で制し、世界選手権に初出場した「チームIWAI」(札幌市)が、北見市で18日に始まる試合で、SC軽井沢クラブ(長野県)と対戦する。試合は、今秋のパシフィック・アジア選手権の日本代表決定戦。急成長の札幌のチームが、平昌ピョンチャン五輪の日本代表に挑む。

    P・アジア選手権へSC軽井沢クと代表決定戦

    主将は道職員

    • 練習に励む岩井主将(手前)と青木選手(4月24日、札幌市豊平区で)
      練習に励む岩井主将(手前)と青木選手(4月24日、札幌市豊平区で)

     チームでサードやスキップを務める岩井真幸主将(32)(道職員)と、リードの青山豊選手(33)(札幌市職員)が2014年、前身の「チームI」を結成した。2人は帯広畜産大カーリング部の先輩・後輩の間柄で、16年にフォースの青木豪選手(18)(札幌国際大)が加わった。

     今年1月10~14日の北海道選手権の直前には、大学受験を控えた選手に代わって、予選で敗れたチームのセカンド宿谷しゅくや涼太郎選手(22)(札幌国際大)とリザーブ似里にさと浩志選手(37)(旭川市職員)が加入。宿谷、似里、青木の3選手は日本選手権の混合ダブルスで入賞するなど実力は高く、対戦したこともあった。

     チームは北海道選手権で初優勝。青山選手は「急造だが、お互いをよく知っていた。物おじしない若手にも助けられた」と振り返る。

     世界選手権への出場権を懸けて全国の9チームが争う日本選手権(1月28日~2月4日)でも勢いを保ち、予選は7勝1敗とし、決勝では昨年準優勝のチーム北海道に競り勝った。岩井主将は「連勝で『意外といける』と勢いづき、気がつくと優勝していた」と笑う。

     しかし、米ラスベガスでの世界選手権(3月31日~4月8日)は通算3勝9敗で13か国中11位に終わった。カナダやスウェーデンなど強豪との試合では、ショットの正確性や勝負所の判断で力の差を痛感した。社会人と学生の混成チームで、普段は一緒に練習する時間がなかなか確保できないが、約1週間の大会で寝食をともにしてチーム力を高めた。

     日本代表決定戦は5月20日まで、北見市のアドヴィックス常呂カーリングホールで行われる。SC軽井沢クは平昌五輪に出場していたために日本選手権に出場しておらず、初めての対戦となる。

     女子は、平昌五輪で銅メダルを獲得した「ロコ・ソラーレ(LS北見)」が、富士急行(山梨県)のカーリング部「チーム富士急」と対戦する。男女とも3日間の5試合で、先に3勝した方が日本代表となる。

     男子の両チームで最年少となる青木選手は「最強の相手だが、まずは楽しみたい。将来の五輪出場に向け、今の力も試したい」と意気込む。岩井主将は「世界での経験で戦術に磨きがかかった。チームワークで挑む」と力を込めた。

    2018年05月16日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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