キッチンに美しい収納用品を
片付いていれば、それだけで美しい部屋になる、というわけではない。これが端的に表れるのが、食材や調味料など収納すべきものが多いキッチンだ。100円ショップの収納グッズは確かに片付くが、それらが幅をきかせる空間は美意識に欠け、憧れのキッチンからは程遠い。何事にもバランスは必要だ。目につく場所には、美しい収納用品を活用したい。
長く愛される定番商品には普遍的な美しさがある。全国に店舗を展開するインテリアショップの「Francfranc(フランフラン)」では、そんな定番品の要素を「色気があり、洗練され、高品質で、手頃な価格」と定義し、条件を満たすスタンダードなデザインの商品を発表している。
そのうちのひとつ、キャニスター(蓋付きの保存容器)は、出しっぱなしでも問題のない形である=写真=。小さなキャニスターを積み重ねると、サイズ違いの商品と同じ高さになる。中を見せたいなら透明、隠したいならホワイトと使い分け、何が入っているか側面に書いておけば、積み重ねた状態でも目的のものが探せる。密閉容器なので乾物の保存に適しているが、洗面室やリビングで使っても違和感はない。
家の中が片付いているのはスタート地点に過ぎない。整理整頓と同時に美しい空間を作り出せるよう、モノ選びにも気を配りたい。
(インテリアコーディネーター・くろだあきこ)
(2012年2月9日 読売新聞)
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