柔軟剤で香りのおしゃれ
さりげなさ 若者に人気
洗濯の際に衣類をフンワリ仕上げる柔軟剤が進化している。柔軟剤の命の「香り」について、様々なマジックを使って新境地を開いた新商品が多い。各社の主力商品のウリを徹底解剖した。(経済部 伊藤剛)
柔軟剤は衣類を柔らかな肌触りにしたいときに使うが、最近は香りの良さが重要ポイントになっている。
総合情報サイト「オールアバウト」に登場する「洗濯ガイド」の毎田祥子さんは「濃い香りは『オジサンくさい』という若い世代を中心に、香水よりもさりげない香りがする柔軟剤を好む人が増えた」という。柔軟剤の香りは、今や自分のセンスの良さを演出する小道具になっている、という人もいるほどだ。各社は香り作りで、どんなマジックを使っているのか。
◆かいた汗に反応
まずは花王の柔軟剤。「フレア フレグランス」シリーズは、新鮮な香りが持続するところが最大の特徴だ。花王の独自技術「香りセンサー」で、配合した香料の成分が、汗をかくたびに服についた水分と反応し、香り立つという。
柔軟剤のほか、コートなど頻繁に洗わない衣類に直接、吹き付ける「衣類のリフレッシュミスト」も販売している。洗える物でも、香りの好みは個人差が大きいため、家族全体の服は柔軟剤で香りを控えめにして、自分の服だけは外出の時にミストで香りを重ねたいといった使い方もある。
ミストも、柔軟剤も同じ種類の香りのタイプがあり、両方とも、「フローラルスウィート」など2種があったが、4月に「パッション&ベリー」を追加する。
◆抗菌力50%向上
ライオンは3月、柔軟剤「香りとデオドラントのソフラン」の中身を一新する。従来の商品に比べ、衣類のにおいの原因になる菌を抑える力(抗菌力)を50%向上させ、防臭効果を高めたという。洗濯物を部屋干しする場合も嫌なにおいが発生するのを抑える。
30〜40代の女性がメーンターゲットで、香りは「フローラルアロマ」「ブルーローズアロマ」「フレッシュフルーツアロマ」「アロマソープ」の4種。
ライオンのソフランには、このほか、20〜30代の働く女性を意識した「アロマリッチ」シリーズ(香り3種)もある。こちらは、濃厚で奥深い香りが続くそうだ。好みや、その日の気分で使い分けても楽しそうだ。
こすって香り変化
P&Gの柔軟剤「レノアハピネス」シリーズは、衣服をこすると香りの成分を閉じこめたマジックビーズが破け、香りが変化する。
香りは「フレッシュ&ハーブ」など3種あるが、2月中旬、「フレッシュベリー&ジャスミン」が加わる。この新商品はミックスフルーツ&ベリーからフルーティジャスミンブーケに香りが変わるという。
柔軟剤以外に服の香り付け専用の「アロマジュエル」(香り2種)も2月中旬、発売する。洗剤や柔軟剤と一緒に洗濯機に入れて使う。柔軟剤とミックスの香りにもなり、オリジナルで様々な香りを作る「香りメーク」が楽しめそうだ。
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