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「徒歩5分」とあるのに、なぜ8分?

 マンションの広告に、最寄り駅から徒歩5分とあったのに、実際に歩いてみると8分もかかりました。なぜ、こんなに違っているのでしょうか。

80mを1分として計算、信号待ちや坂道は考慮せず

 最寄り駅からの徒歩時間については、「不動産の表示に関する公正競争規約」で、徒歩1分が80mに相当するものとして計算するように定められています。端数は切り上げなので、5分という場合には、最寄り駅から当該物件までの距離が321m以上400m以下の間になります。

 しかし、80mを1分で歩いたとしても、各種の条件からそれ以上かかることが多いのが現実です。それには、さまざまな事情があります。

 まず、大規模な団地では、団地内から駅にもっとも近い地点を起点にし、最寄り駅については、物件に最も近い出口を着点にできます。つまり、電車を下りて、改札を通り、出口に達するまでの時間や、団地内に入ってから当該物件に着くまでの時間は加えなくてもいいのです。

 さらに途中に信号や踏切があっても、待ち時間は考慮しなくていい、坂道があって実際に歩く時間が長くなる場合であっても、道路距離80mを1分として計算していいことになっています。

 こうした事情から、徒歩5分と記載されていても、それ以上にかかることがあります。逆に速足で歩くと、時間が短縮されることもあります。

 ですから、物件選びに当たっては、必ず自分たちの足で現地を歩いてみて、実際にかかる時間を確認しておく必要があります。

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暮らしラボ 読売新聞朝刊より
2012年2月23日  読売新聞)


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