山下棋聖が3連覇、趙十段に4勝3敗
3月19、20日の棋聖戦第7局を速報しています。
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山下VS趙 若い力と「鬼」の激突
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趙治勲 十段
1956年、韓国・釜山市出身。7歳で来日、木谷実九段に入門。68年入段、81年九段。83年、棋聖、名人、本因坊の3大タイトルを独占し初の大三冠に。棋聖在位通算8期(7―9期、18期、20―23期)。あと2期で名誉棋聖の称号獲得。昨年の成績は34勝17敗。
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山下敬吾 棋聖
1978年、北海道旭川市生まれ。小学2年で史上最年少の小学生名人。93年入段。2000年碁聖獲得。03年、王立誠棋聖を破り、第27期棋聖。06年、羽根直樹棋聖を下し、第30期棋聖に返り咲く。第31期防衛。第54期から王座2連覇。昨年の成績は32勝25敗。
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◆山下棋聖「無心で思い切り打つ」
趙十段は私が碁を覚えたときにはすでに超一流でした。今回、七番勝負を打つことができ、とても光栄です。
これまでの対戦成績は勝ち越していますが、初めのころは、秒読みで趙十段が間違え、逆転勝ちするケースが多かった。結果が逆でもおかしくありませんでした。ですから打ちやすい相手とは思っていません。いつも戦いの碁になりますが、その意味では波長が合っているのだろうと感じています。
最近は調子がいいとは言えません。これが実力なのでしょう。冬に強いと言われますが、自分としてはちょっと違うと思っています。
棋聖戦は2年続けて4連勝という結果でしたが、これはできすぎです。3連覇のことも、あまり考えてはいません。意識しすぎるとかえっておかしくなります。
今回の七番勝負は無心で思いきって打ちたい。趙十段とは2日制の碁は初めてですが、1日の碁とは違ったものになるでしょう。自分の力を出し切り、結果として3連覇ができれば最高です。
◆趙十段「二転三転する勝負に」
再び七番勝負の舞台に立てることは幸せです。
七番勝負で育ってきたという思いが強くあります。それは私の碁の人生の大きな部分を占めています。今回はファンの皆さんに、成長して帰ってきた私をぜひ見て頂きたい。
七番勝負で求められるのは心技体の充実。力だけではないプラスアルファが勝敗を分ける。一局の勝負の間に、いろいろなことがある。喜びが苦しみになり、苦しみが喜びになる。それが醍醐(だいご)味とも言えるでしょう。
山下棋聖の碁を打つ姿勢を尊敬しています。同じ碁打ちとして誇りに思える存在です。そうした相手と打てることを本当にうれしく思っています。勝ち負けを超えて勝負を楽しみたい。
山下棋聖は自分から積極的にいくタイプ。私もそれは嫌いじゃない。二転三転するような勝負にしたい。
棋聖戦は山下棋聖の4連勝が続いていますが、まずは3勝できるよう頑張りたい。後は天に任せます。ベストの状態で打てれば、私にもチャンスがあるかもしれない。
七番勝負日程
第1局 1月12日(土)、13日(日) ブラジル・サンパウロ「グラン・メリア・モファヘジホテル」
第2局 1月30日(水)、31日(木) 島根県益田市「島田家」
第3局 2月 7日(木)、 8日(金) 愛知県田原市「伊良湖ガーデンホテル」
第4局 2月21日(木)、22日(金) 長崎県雲仙市「富貴屋」
第5局 2月27日(水)、28日(木) 京都市下京区「東本願寺別邸 渉成園」
第6局 3月13日(木)、14日(金) 静岡県熱海市「熱海後楽園ホテル」
第7局 3月19日(水)、20日(木) 静岡県小山町「経団連ゲストハウス」
3月19、20日の棋聖戦第7局を速報しています。
(2008年1月11日 読売新聞)