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今年の将棋タイトル戦を振り返る まさに森内イヤー、締めはいかに今年の将棋界は、7つのタイトル戦のうち5つに森内俊之竜王が登場した。20歳の新鋭・渡辺明六段の挑戦を受けた第17期竜王戦七番勝負は第6局まで終えて3勝3敗のタイ。きょうから最終第七局が始まっているが、その結果はともかく、森内に始まり、森内で終わった1年だった。 対局結果は次の通り。 ▽第53期王将戦七番勝負 昨年秋、羽生からストレートの4連勝で竜王を奪取した森内がその勢いを保ったまま、年頭の王将戦でも羽生を4勝2敗で破った。若いころから感じていた羽生への苦手意識はもう克服したようだ。 森内は春の名人戦でも羽生を破り、羽生は一時、王座の一冠まで後退したが、夏の王位戦で谷川から王位を奪取して二冠に復帰。秋の王座戦でも森内の挑戦を3勝1敗で退けた。 谷川は棋王を獲得したが、王位を失冠し一冠は変わらず。「羽生のライバル」の座を森内に奪われ、不本意な一年だったことだろう。 森内のライバル佐藤も、棋聖戦では森内の挑戦を3連勝で防衛したものの、他のタイトル戦には登場できなかった。 秋からの注目は何と言っても竜王戦だ。ソウルで開幕した第1局は挑戦者の渡辺が完璧(かんぺき)な内容で先勝。シーソーゲームの末、第5局を終えて渡辺が3勝2敗で初タイトルまであと1勝と迫ったが、第6局は「受けの森内」が本領発揮。終盤、渡辺の鋭い攻めをぎりぎりの受けでしのいで最終戦に持ち込んだ。 新潟県南魚沼市の「龍言」できょうから第7局が行われている。森内にとって2004年の総決算となる対局だ。森内が勝って第一人者の地位を盤石とするのか、渡辺が勝って初タイトルを手にするのか、注目される。(条) (2004年12月27日 読売新聞)
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