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2強対決 早稲田連覇![]() 2年連続9回目の優勝を喜び合う早稲田大のメンバー
第51回全日本大学囲碁選手権(読売新聞社、全日本学生囲碁連盟主催、文部科学省、日本棋院、関西棋院後援)は、昨年12月23日から4日間、東京・市ヶ谷の日本棋院で行われ、早稲田大がライバルの立命館大との接戦を制し、2年連続9回目の優勝を果たした。戦いの跡を振り返り、熱戦譜を紹介する。 大会は全国8地区(北海道、東北、関東、北信越、中部、関西、中国四国、九州)の予選を勝ち抜いた代表校による5人編成の団体戦。持ち時間は1人1時間で、30秒の秒読みというルール。 32年連続49回目の北海道大、32年連続38回目の東北大は別格として、各地区に常連校の名が並ぶ。そんな中、ここ数年、名城大に阻まれてきた岐阜大が念願の初出場を果たした。大会に新鮮味が加わる上、初出場校にとって結果はどうであれ、出場できたこと自体が伝統を培っていく大きな力になるはずだ。
別表のように、出場校のうち優勝経験があるのは、早稲田大の8回がトップで、東北大の5回、北海道大の3回、九州大と立命館大の各2回、広島大の1回と続く。 代表校の囲碁部員数と女性部員数を紹介しよう。北海道大(20・1)、東北大(40・3)、早稲田大(60・20)、金沢大(20・6)、岐阜大(20・0)、立命館大(35・5)、広島大(13・1)、九州大(19・2)。 優勝争いの図式を地区で見ると“関東対関西”が圧倒的に多く、今回も例年通りの展開になった。囲碁部の層の厚さからしても、早稲田大と立命館大が大きくリードしているのははっきりしており、第49回で2位に入って意地を見せた東北大は、今回は定位置の3位に甘んじた。上位3校と4位以下とは少し差が開いたような気がする。 早稲田大は大会前にリーグ戦を行い、選手を決定する。今回は候補として7人が名乗りを上げ、総当たりのリーグ戦で、成績順に主将、副将から補欠まで決めた。女性が2人も入れたのは、それだけレベルが高いということだろう。地方校はそれぞれが課題に取り組み、層を厚くする策を練らなければならない。 「2強」の早稲田大と立命館大は順当に勝ち進んだ。第6戦を終わってともに全勝で、早稲田大は29勝1敗、立命館大は30勝0敗と圧倒的な強さだった。 東北大は4連勝の後、第5戦の立命館大戦、第6戦の早稲田大戦で1勝も挙げられず、力の差を見せつけられた。「2強」のどちらかを倒さなければ、優勝争いに食い込めない。 第7戦。早稲田大と立命館大の直接対決が優勝決定戦である。2勝2敗となり、最後の副将戦に注目が集まったが、早稲田大の谷口選手が立命館大の山田選手との激戦をものにし、連覇の大きな原動力になった。早稲田大の32勝3敗の完全優勝は立派だ。立命館大は勝ち数は同じながら、最後の敗戦に泣いた。 個人成績では、全勝者は4人。敢闘の目立った選手に贈られる連盟賞は、東北大の太田選手(5勝2敗)と、初出場ながら健闘した岐阜大の若山選手(3勝4敗)。今回、女性の出場者は3人で、早稲田大の2人は大活躍だった。(赤松正弘) 〈全勝賞〉谷口洋平、下坂美織、寺山文哉(早稲田大)、武田淳(立命館大) 早稲田大・糸山剛志主将の話 「優勝できたのはチームの団結力によるものだと思う。この団結力を生かして3連覇を目指したい」 立命館大・武田主将の話 「優勝できなかったのは残念だが、個人としては全勝できたのでうれしい。来年は優勝目指して頑張る」 熱戦譜 講評・東野弘昭九段(2008年1月30日 読売新聞)
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