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2強対決 早稲田連覇


2年連続9回目の優勝を喜び合う早稲田大のメンバー
●歴代優勝校○
〈1〉中央1957
〈2〉慶応義塾58
〈3〉慶応義塾59
〈4〉東京60
〈5〉中央61
〈6〉東京62
〈7〉慶応義塾63
〈8〉明治64
〈9〉広島65
〈10〉北海道66
〈11〉京都67
〈12〉日本68
〈13〉中央69
〈14〉早稲田70
〈15〉早稲田71
〈16〉早稲田72
〈17〉早稲田73
〈18〉九州74
〈19〉東京75
〈20〉九州76
〈21〉東京77
〈22〉慶応義塾78
〈23〉京都79
〈24〉慶応義塾80
〈25〉京都81
〈26〉東京82
〈27〉大阪83
〈28〉東北84
〈29〉東北85
〈30〉東北86
〈31〉東北87
〈32〉東京88
〈33〉東北89
〈34〉東京90
〈35〉東京91
〈36〉東京92
〈37〉北海道93
〈38〉東京94
〈39〉北海道95
〈40〉早稲田96
〈41〉京都97
〈42〉京都98
〈43〉東京99
〈44〉早稲田2000
〈45〉早稲田01
〈46〉東京02
〈47〉東京03
〈48〉立命館04
〈49〉立命館05
〈50〉早稲田06
※右の数字は西暦

 第51回全日本大学囲碁選手権(読売新聞社、全日本学生囲碁連盟主催、文部科学省、日本棋院、関西棋院後援)は、昨年12月23日から4日間、東京・市ヶ谷の日本棋院で行われ、早稲田大がライバルの立命館大との接戦を制し、2年連続9回目の優勝を果たした。戦いの跡を振り返り、熱戦譜を紹介する。

 大会は全国8地区(北海道、東北、関東、北信越、中部、関西、中国四国、九州)の予選を勝ち抜いた代表校による5人編成の団体戦。持ち時間は1人1時間で、30秒の秒読みというルール。

 32年連続49回目の北海道大、32年連続38回目の東北大は別格として、各地区に常連校の名が並ぶ。そんな中、ここ数年、名城大に阻まれてきた岐阜大が念願の初出場を果たした。大会に新鮮味が加わる上、初出場校にとって結果はどうであれ、出場できたこと自体が伝統を培っていく大きな力になるはずだ。

●第51回日本大学囲碁選手権の成績○ < >は勝ち点、数字は勝ち数
  早稲田大 立命館大 東北大 九州大 金沢大 北海道大 広島大 岐阜大 勝ち点 勝ち数 順位
早稲田大
(関東)
 <3> <5> <5> <5><5><5> <4> 7 32 1
立命館大
(関西)
2  <5> <5> <5> <5> <5> <5> 6 32 2
東北大
(東北)
0 0   <3> <5> <4> <4> <4> 5 20 3
九州大
(九州)
0 0 2   <4> 2 <3> 2 2 13 6
金沢大
(北信越)
0 0 0 1   2 1 <4> 1 8 8
北海道大
(北海道)
0 0 1 <3> <3>   2 <3> 3 12 5
広島大
(中国四国)
0 0 1 2 <4> <3>   <4> 3 14 4
岐阜大
(中部)
1 0 1 <3> 12 1   1 9 7

 別表のように、出場校のうち優勝経験があるのは、早稲田大の8回がトップで、東北大の5回、北海道大の3回、九州大と立命館大の各2回、広島大の1回と続く。

 代表校の囲碁部員数と女性部員数を紹介しよう。北海道大(20・1)、東北大(40・3)、早稲田大(60・20)、金沢大(20・6)、岐阜大(20・0)、立命館大(35・5)、広島大(13・1)、九州大(19・2)。

 優勝争いの図式を地区で見ると“関東対関西”が圧倒的に多く、今回も例年通りの展開になった。囲碁部の層の厚さからしても、早稲田大と立命館大が大きくリードしているのははっきりしており、第49回で2位に入って意地を見せた東北大は、今回は定位置の3位に甘んじた。上位3校と4位以下とは少し差が開いたような気がする。

 早稲田大は大会前にリーグ戦を行い、選手を決定する。今回は候補として7人が名乗りを上げ、総当たりのリーグ戦で、成績順に主将、副将から補欠まで決めた。女性が2人も入れたのは、それだけレベルが高いということだろう。地方校はそれぞれが課題に取り組み、層を厚くする策を練らなければならない。

 「2強」の早稲田大と立命館大は順当に勝ち進んだ。第6戦を終わってともに全勝で、早稲田大は29勝1敗、立命館大は30勝0敗と圧倒的な強さだった。

 東北大は4連勝の後、第5戦の立命館大戦、第6戦の早稲田大戦で1勝も挙げられず、力の差を見せつけられた。「2強」のどちらかを倒さなければ、優勝争いに食い込めない。

 第7戦。早稲田大と立命館大の直接対決が優勝決定戦である。2勝2敗となり、最後の副将戦に注目が集まったが、早稲田大の谷口選手が立命館大の山田選手との激戦をものにし、連覇の大きな原動力になった。早稲田大の32勝3敗の完全優勝は立派だ。立命館大は勝ち数は同じながら、最後の敗戦に泣いた。

 個人成績では、全勝者は4人。敢闘の目立った選手に贈られる連盟賞は、東北大の太田選手(5勝2敗)と、初出場ながら健闘した岐阜大の若山選手(3勝4敗)。今回、女性の出場者は3人で、早稲田大の2人は大活躍だった。(赤松正弘)

 〈全勝賞〉谷口洋平、下坂美織、寺山文哉(早稲田大)、武田淳(立命館大)
 〈連盟賞〉太田尚吾(東北大)、若山恭一(岐阜大)

 早稲田大・糸山剛志主将の話 「優勝できたのはチームの団結力によるものだと思う。この団結力を生かして3連覇を目指したい」

 立命館大・武田主将の話 「優勝できなかったのは残念だが、個人としては全勝できたのでうれしい。来年は優勝目指して頑張る」

熱戦譜 講評・東野弘昭九段



2008年1月30日  読売新聞)
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