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    ヤマト宅配27年ぶり値上げへ…荷物最多でも営業減益

     宅配便最大手のヤマト運輸が、今秋にも、荷物の宅配料金を個人向け、法人向けとも値上げする方針を明らかにしました。全面的な値上げは、消費増税時を除くと1990年以来27年ぶりとなります。インターネット通販が拡大して取引量が増えた一方、人手不足による配送負担の増加に耐えかねたためです。

     読者センターには、「そんなに疲弊しているのか」「宅配の現場がどうなっているか、取材してほしい」などの声が寄せられました。同社の2016年度の荷物量は、前年度比8%増の18億7000万個となり、過去最多となる見通しです。一方、ドライバー不足を補うため外部業者に委託した費用がかさみ、同社を傘下に収めるヤマトホールディングスの17年3月期連結決算は、本業のもうけを示す営業利益が前期より15%減る見込みです。

     ヤマト運輸を巡っては、宅配料金を値上げしたり、宅配便の時間帯指定配達を大幅に見直したりする方針のほか、約7万6000人の社員に未払い残業代の有無を調査し始めたことなどが、相次いで報じられました。

     運べば運ぶほど利益が出ない構造を抜け出すには、サービスの転換は避けられません。宅配便シェアの約半分を占める同社の料金やサービスの変更はほかの物流会社にも影響を与えそうです。

    2017年03月15日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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