もうすぐバレンタインデーですが、最近注目を集めている商品の一つに「フェアトレード」のチョコレートがあります。有機栽培(さいばい)などで質の高いカカオ豆を途上国の農家に生産してもらう一方、品質に見合った十分な対価を先進国の仕入れ側が支払うという、公正な貿易のことを言います。こうしたルートで輸入販売されているチョコレートを取材しました。

包装のデザインもおしゃれなフェアトレードのチョコレート(東京・目黒区のピープル・ツリー自由が丘店で) |
フェアトレードの食品や衣料品などを開発、輸入販売しているフェアトレードカンパニー(東京)は、「ピープル・ツリー」のブランド名で、ミルク味やシナモン味などの板チョコ、ハート形チョコなど計12種類を販売。カカオ豆は南米のボリビアなどで生産され、チョコはスイスで製造されています。1枚50グラムの板チョコは290円。
味を優先し、溶けやすいカカオバターの代わりとなる植物性油脂(ゆし)を入れないため、秋冬の限定販売で、価格も割高ですが「原材料は農薬や化学肥料をできるだけ使わずに生産し、それらの多くはヨーロッパや日本の有機認証(にんしょう)機関の審査(しんさ)に合格しています」と同社広報担当の高井藍子さん。今年は、同社の直営店や、自然食品の店などのほか、一部のコンビニでも取り扱(あつか)いを始めました。売れ行きは好調で、14日を前にほぼ完売の見込(みこ)みです。
また、児童労働の撤廃(てっぱい)と予防に取り組むNPO法人ACE(エース)(東京)でも、フェアトレードの「てんとう虫チョコ」(4個500円)をネット(http://acejapan.org/choco/)で販売中。売り上げの半額をカカオ豆の生産国ガーナの子どもたちの支援に使うことにしています。
フェアトレードのチョコを食べてみると、カカオの深い香りとすっきりした甘みを味わうことができました。私たちの暮らしは輸入品に囲まれていますが、作り手である途上国の人たちの生活について考えることも大切だと思いました。(中1・江田翔太、高1・都倉直子、高2・正能茉優記者) |