◇みやた・まりの 17歳
◆飾らず、謙虚に学びたい
内面から輝(かがや)く最も美しい日本女性を決める「ミス日本コンテスト」。2009年度は10年ぶりに高校生がグランプリを獲得(かくとく)しました。初の平成生まれの女王になった宮田麻里乃さん(17)に、これまでの道のりや今後の抱負(ほうふ)などを聞きました。(中2・寺道宥太、前川リラ、高3・栗原悠羽、大1・深野琢也記者)

「大学で経済を学び、将来は
社会に貢献できるような職業
に就きたい」=高橋はるか撮
影 |
宮田さんは中学2年生の時からタレントとして活動し、1時間のインターネット生放送番組の司会を2年間務めました。
「月に1回、テーマを毎回変えて一人で1時間話し続けるのはとても大変でした。でも、その経験のおかげで、今回の大会でしっかり話すことができたんだと思います」
もともと、転校が多く、内気で同級生に話しかけるのも苦手な小学生でした。タレントのオーディション、ミス日本は、母親が応募(おうぼ)しました。
「ミス日本は、昨年7月の面接の直前に応募を知らされました。8月に地区大会で代表になり、今年1月まで、着物の所作や経済の勉強などの研修を受けました。メークの講習も1回受け、それからは母と一緒(いっしょ)に練習。ほかの方たちがとてもきれいなので、まず見なりを整え、見た目に気を使(つか)うようになりました」
1月の本大会では、水着や着物の審査(しんさ)のほか、花をいけたり、様々な質問に答えたりしました。
「『真剣』について聞かれたときは、『たとえ一瞬(いっしゅん)であっても、その時その時にまじめに取り組むこと』と答えました。『嫉妬(しっと)』について聞かれたときは、相手をおとしめたり、足を引っ張り合ったりするのは良くないけれど、『お互(たが)いを高めあう嫉妬なら良いと思う』と答えました」
今回のテーマは「思いやりあふれる心美人」。外面だけでなく内面の美も問われます。
「飾らず、普通にいるように心がけました。本大会の朝まで、緊張(きんちょう)してご飯も食べられなかったんですが、舞台(ぶたい)に上がったときは平常心でした」
高校は大学受験クラスで勉強はハード。部活は科学部に所属し、予算などを担当(たんとう)する部代表をしています。
「まだ高校生の私が賞を取れるとは全く思っていなかった。これからの将来に期待して選んでくれたのだと思います。最初は自分のことではないみたいでしたが、取材を受けていくうちに、だんだんと自覚が芽生(めば)えてきました」
歴代の受賞者に、女優の山本富士子さんや藤原紀香(のりか)さんたちがいます。
「初代の山本富士子さんは、アメリカに親善大使として行くために選ばれました。私も世界に日本のよさを伝えられるようなことができればと思います。また、ミス日本として私にできることは、人々に何かに関心を持ってもらうことです。例えば一年を通していろいろなボランティアに参加しますが、みなさんにボランティアに興味(きょうみ)を持ってもらい、私も様々な経験を積んで、学んでいきたいです」
〈プロフィル〉
1991年北海道生まれ。身長165センチ、体重49キロ。座右(ざゆう)の銘(めい)は「至誠(しせい)天に通ず」。得意科目は数学。ジャーナリスト志望。
〈取材を終えて〉
◆心の豊かさ感じた
一つ一つの質問によく考えながら答えてくれ、高校生とはいえ、才気にあふれた落ち着いた話し方をされる人だと思いました。司会やボランティアなど多彩(たさい)な経験があり、こころ豊かな美を感じました。(M、T)
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