第26回全国高等学校文芸コンクール(全国高等学校文化連盟(れんめい)、読売新聞社主催(しゅさい)、文化庁後援(こうえん))の表彰式(ひょうしょうしき)が12月、東京都内で行われ、式後の記念講演(こうえん)会・講評(こうひょう)会に受賞者ら高校生約80人が参加しました。

文芸部誌部門の講評会で、自校の部誌を持ち寄り交流する高校生
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まず、小説家の阿刀田高(あとうだたかし)さんが「小説をどう書くか、どう読むか」の演題で講演しました。阿刀田さんは、肺結核(はいけっかく)で療養(りょうよう)中の大学時代、チェーホフやヘミングウェーら欧米(おうべい)の作家の短編(たんぺん)集を愛読(あいどく)。国会図書館に勤(つと)めながら雑誌(ざっし)に文を書き、40代になって作家としてデビューします。読書体験が創作の土台にあったとし、「独創性(どくそうせい)を発揮(はっき)しようと考えながら書いた。その作品を通して読者に訴(うった)えたいことの核心(かくしん)となる『モチーフ』が大切」と語りました。
講評会は、詩や小説などの6部門で、同コンクール審査(しんさ)委員を講師(こうし)として行われました。東日本大震災(しんさい)も話題となり、詩部門では、「白いほうちょう」(優良(ゆうりょう)賞)を書いた岩手・盛岡第三高2年工藤玲音(れいん)さんが「被災した県沿岸部に行ってボランティア活動をしたときのことを書いた」と話していました。短歌部門では、被災した自宅からアパートへ移り住んだ体験(たいけん)を詠(よ)んだ同・大船渡高定時制3年大畑志穂(おおはたしほ)さんの作品(最優秀賞(さいゆうしゅうしょう))について、感想を述(の)べ合っていました。
俳句部門では、冬の季語を使った俳句を短冊(たんざく)に書いて鑑賞(かんしょう)し合い、小説部門では、入賞者が受賞作について講評を受けるなどして交流を深めました。
文芸部誌部門の参加者は、部誌作りの工夫点として、「表紙の題字を書道部員に頼(たの)んでいる」などと発表。講師からは、「他校と部誌を交換(こうかん)し、お互(たが)いの良さを吸収(きゅうしゅう)してほしい」といったアドバイスがありました。参加した北海道・札幌琴似(さっぽろことに)工業高2年大島崚平(りょうへい)君は「他校の取り組みを参考に、次号はもっと読みやすい内容にしたい」と話していました。
〈ヨミウリ・ジュニア・プレス取材班=高1・小坂啓人、佐々木凌、平川さつき、高2・中村晴香記者〉
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