文字サイズ
    中学受験サポートに協賛する会員校の特色や、会員校からのお知らせなどを掲載しています。

    バレエ体験に受験生も笑顔…オープンキャンパス

    • 親子で受付
      親子で受付

     聖セシリア女子中学校・高等学校(神奈川県大和市)は6月30日、オープンキャンパスを実施しました。

     在校生と接するプログラムが多く、来場者にとっては校風や生徒の素顔を知る絶好の機会となりました。全国的にも珍しいバレエの体験レッスンなど盛りだくさんな内容で、関東圏外からも来場者が詰めかけました。

    校風を体感できる多彩なプログラム

    • スリッパにはきかえ
      スリッパにはきかえ

     聖セシリア女子中学校・高等学校のオープンキャンパスは、年3回行われている。先生と一緒に在校生がガイド役を務めるため、学校の様子がよく分かると好評だ。スタートした十数年前から志願者が増え、今では来場者の約7割が受験するまでになったという。

     当日の開場前、在校生たちは先生と相談しながら、楽しそうに準備にいそしんでいた。だが、開場すると一変。来場者にスリッパを用意し、一人ひとりにクツ袋を手渡すなど、手際よく礼儀正しい対応ぶりが強く印象に残った。

    • ウェルカムコンサート
      ウェルカムコンサート

     オープンキャンパスは、アリーナ(体育館兼講堂)を舞台にした吹奏楽部のウェルカムコンサートで華々しく幕を開けた。この日の体験プログラムは、英数国社の各体験授業をはじめ、楽器演奏や造形、スポーツ系部活動が体験できるほか、学校見学ツアーなど21のプログラムが用意されていた。来場者は自由に校内を見学し、思い思いに体験を楽しんだ。

    特色あるバレエ教育の魅力

    • バレエの体験レッスン
      バレエの体験レッスン

     とりわけ人気を集めたのが、全国的にも珍しいバレエの体験レッスンだ。1か月前に予約の受付を開始したところ2レッスン計24人の定員枠がすぐに埋まったという。

     同校は『芸術に親しむとともに豊かな情操や感性を育み、日常の立ち居振る舞いにも良い影響があらわれる』として、バレエを通じた教育に力を入れ、創立80周年を迎えた2007年の4月には、専用の「バレエスタジオ」を設けた。教師陣も充実しており、井上バレエ団の現役ソリストなどが指導にあたっている。放課後に行われるレッスンは、クラブ活動でバレエを選んだ生徒だけでなく、希望すれば他のクラブの生徒でも受けられる。

     受験生の2割が、こうしたバレエに欠かせない設備や指導態勢が整っていることを志望理由に挙げている。遠方からの通学を検討する受験生もいるほか、問い合わせは「バレエスタジオ」を開設して以降、北海道から九州まで全国各地に広がっているという。

     在校生の多くは高校生になると、発表会を区切りにバレエをやめて受験に専念するが、中にはバレエダンサーを目指して井上バレエ団のオーディションを受ける子もいるそうだ。

    あこがれのレッスンを体験

    • バレエの体験レッスン
      バレエの体験レッスン

     当日の体験レッスンでは、井上バレエ団のプリンシパルが指導にあたった。バーを使った基本的な動きからスタートすると、小学生たちは先頭でレッスンを受ける在校生を手本にしながら、真剣そのものの表情で取り組んでいた。

     「床がパンだと思って、つぶさないよう、足はそうっとおろして」「手で大きなボールを抱えるように」「おなかに鈴がついていると思って、鈴が鳴らないように」

     動作の説明は例えが豊富で分かりやすく、小さなバレリーナたちもすぐに呑み込めた様子。「あ、今、おなかの鈴が鳴ったよ」と先生がユーモアを交えて指導すると、明るいスタジオに、笑顔がこぼれた。75分のレッスン時間はあっという間に過ぎていった。

     横浜から参加した、友人同士の小学生2人は、「スタジオが広くて気持ちよく踊れた」「先生が面白くて、やりやすかった」と満足そうだった。3歳から始めたバレエを中学でも続けたいという子の保護者は「在校生の雰囲気がよく、楽しくバレエが続けられそう。校内にスタジオがあるので学校生活と両立しやすい」と話していた。

    小学生の目線に合わせ、ていねいに説明

     来場者から「順番待ちの列ができている」と聞き、砂絵づくりのプログラムの会場に足を運んだ。会場では、大きなテーブルにわかれて座った小学生たちが、気に入った絵柄を選んで粘着ボードに写し、指で色のついた砂をのせていく作業に熱中していた。在校生はテーブルごとに担当を決め、小学生たちの作業がスムーズに進むように、やさしく声をかける。小学生の保護者から「ていねいに教えてくれてありがとう」といった言葉をかけられた在校生もおり、親子ぐるみ在校生と交流を深められる場になったようだ。

     理科の実験室では、鉄粉を使って線香花火を作るプログラムが行われていた。在校生が席ごとに作り方のコツなどを細やかに説明していた。ハンドベルの体験プログラムでは、一つのベルを受け持つ小学生一人ひとりに在校生がつき、曲の演奏に挑戦した。在校生は床にひざをついて目線の高さを小学生に合わせ、ていねいに演奏の仕方などを教えていた。在校生の一人が、「ハンドベルの楽しさは、みんなのベルを合わせてひとつの曲ができる達成感」と話してくれた。教室内には、その言葉通りの一体感が満ちていた。

    在校生を通じ、伝わる校風

     来場者を迎える在校生たちに、広報部長の大橋貴之先生は「飾らずに事実を話して」と呼びかけているという。来場者に在校生の印象を聞くと、「品があり、まじめな雰囲気」「自分の子も通わせたい」といった声が多かった。在校生と接する中で、校風や教育の魅力が自然と伝わっているようだった。施設面でも、「きれい」「女子校らしい」などと高く評価する声が目立った。

     (文と写真 後藤信子)

    掲載日:2012年7月30日

    2012年07月30日 04時00分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
    おすすめ
    PR
    今週のPICK UP
    中高生新聞「練習手帳」に挑戦!