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    千葉私立中学進学フェアに5400人…23校が魅力PR

     千葉県内の私立中高一貫23校が一堂に集う「千葉私立中学進学フェア」が6月18日、千葉工業大学津田沼キャンパス(千葉県習志野市)で開かれた。各校による個別相談、模擬授業、部活動紹介などに加え、教育コンサルタント安田理氏による「グローバル化時代の子育てと中学受験」などの講演もあり、小学生と保護者ら約5400人の来場者でにぎわった。

    相談コーナーなど行列絶えない人気

    • ダイコンの性質を実物で教える千葉明徳の模擬授業
      ダイコンの性質を実物で教える千葉明徳の模擬授業

     同フェアは、受験生と保護者に、入試担当の先生と直接対話してもらうことで千葉の私立中学の魅力を知ってほしいと、一昨年スタートした。今回で3回目とあって認知度も高まり、昨年より約1400人多い5400人の小学生、保護者らが来場した。

     フェアの会場は、千葉工業大学津田沼キャンパスの2号館と4号館が使用された。2号館には、参加校の各校相談コーナーが設置され、訪れた受験生と保護者の個別相談を受け付けた。4号館では、参加各校の教諭らによる説明会や模擬授業などが行われたほか、講演やセミナーも開催された。

     2号館の各校相談コーナーは、昨年は3階だけだったが今年は2階にもスペースを拡大した。それでも予想を上回る相談者が詰めかけ、行列が絶えない人気ぶりだった。各校のブースでは保護者からの質問に対し、担当者が自校の教育方針や授業内容、学内でのイベントや受験傾向などを説明。保護者はメモを取りながら熱心に耳を傾けていた。

    • 華麗な演技を披露した聖徳大附属女子のバトン部
      華麗な演技を披露した聖徳大附属女子のバトン部

     4号館1階では、各校の説明会や模擬授業が行われた。千葉明徳中学校は理科の模擬授業を行い、野菜が持つ性質をクイズ形式で出題した。「ダイコンのひげはどの方向に生えているでしょうか」という問題に、子供たちは「いろんな方向」とか「下向き」など様々に解答。意見が出尽くした後に実際にダイコンを手に取らせ、縦方向であることを納得させた。「本物に触れる、体験して学ぶ」を重視する同校の理科授業の特徴を体感できる内容だった。

     模擬授業終了後は、保護者からの相談も受け付けた。入試方法の細部にわたる質問にも、「論理的思考を持って自分の意見を表現できるかどうか判断するために、プレゼンテーションやディスカッションで判断する『ルーブリック評価型入試』を導入します」など、丁寧な説明を加えていた。

    部活動紹介に真剣なまなざし

    • 俊敏な動きで札をはじく麗澤中学校の百人一首研究会
      俊敏な動きで札をはじく麗澤中学校の百人一首研究会

     同じく4号館4階では、3校が部活動の紹介を行った。初めに聖徳大学附属女子中学校のバトン部が、キレのいい動きで華やかなダンスを披露。関東バトントワーリングチームコンテストで1位を獲得した実力を見せつけた。演技の後は小学生たちにバトンの持ち方を指導したりしながら、部活動の楽しさを教えた。同校の管弦学部による演奏も披露された。

     麗澤中学校は、中学全国大会6年連続出場を誇る百人一首研究会が競技の様子を見せた。最初に顧問の長谷川みか先生から百人一首のルール説明があり、部員たちが競技を開始。優雅に読み出される上の句をほんのわずか聞くだけで、対応する下の句の札をはじく俊敏な姿に、会場からどよめきが漏れた。

     国府台女子学院中学部の合唱部は、アニメでなじみのある童謡「さんぽ」などの楽曲を、生徒が考案した振り付けで合唱したり、子供たちの間に部員が交じって杉本竜一さん作詞・作曲の「ビリーブ」を一緒に歌ったりし、会場の一体感を演出した。

    安田氏「日常生活の中で思考力を」を強調

    • よく響く歌声で会場を魅了した国府台女子の合唱部
      よく響く歌声で会場を魅了した国府台女子の合唱部

     また、4号館の階段室では、「中学受験 わが子をつぶす親、伸ばす親」など複数の著書を持つ教育コンサルタントの安田理氏が講演した。

     安田氏は、急速に進むテクノロジーの進化で、2045年には人工知能(AI)が人間を超えるとされる技術的特異点が到来し、現在の職業は近い将来、AIに取って代わられるという予想を紹介した。

     これを受けて中学受験でも「論理的思考力・発想力入試」や「日本語表現力入試、英語表現能力入試」などの新しいタイプの入試が増加するとし、新聞やテレビなどの情報を参考に日常生活の中で思考する力を養うことが重要だと説いた。

     会場受付の脇に設けられた読売新聞ブースでは、YC(読売新聞販売店)の協力により、読売KODOMO新聞と読売中高生新聞が各1000部無料で配布された。(文と写真・いちじく舞)

    2017年07月19日 05時20分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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