文字サイズ
    中学受験サポートに協賛する会員校の特色や、会員校からのお知らせなどを掲載しています。

    学校広報のあり方考える…中学受験サポートセミナー

     私立中学とともに教育の今を考える「中学受験サポート」のセミナーが2月21日、読売新聞東京本社で開かれ、中学受験サポート会員校を中心に35校の教員ら56人が参加した。10回目となる今回は、企業広報のスペシャリストによる講演が行われたほか、「読売KODOMO新聞」と「読売中高生新聞」の編集長による編集方針の紹介があり、参加者は学校広報のあり方などをめぐって意見交換し、懇親を深めた。

    「積極的広報と危機管理」を講演

    • 広報の役割や危機管理の重要性を語る薬師さん
      広報の役割や危機管理の重要性を語る薬師さん

     この日は中学受験サポートの会員校25校を含む35校から、入試広報担当、校長、教頭ら56人が参加した。午後5時からのセミナーは、「積極的広報と危機管理」をテーマとした特別講演で始まった。講演者は国鉄・JR東日本で長年、広報を務めた経歴を持つ日本ホテル常務の薬師晃さんが務めた。

     薬師さんはまず、「宣伝は『特効薬』、広報は『漢方薬』」と語り、広報が単なる宣伝ではなく、社会からの信頼と共感を高める地道で誠実なコミュニケーション活動であることを印象付けた。そのうえで、マスコミへの情報発信やソーシャルメディアへの積極的な対応の必要性、自分たちの組織内で理解と協力を得ることの重要性を語った。また、不祥事発生など危機に際しての説明責任の大切さを強調し、「事実関係に基づいた、誠意ある対応によって信用へのダメージを回避できるのです」と締めくくった。

    学校広報めぐって問題意識をぶつける

    • 熱心に講演を聴く学校関係者
      熱心に講演を聴く学校関係者

     参加者らは、話のポイントをメモしながら薬師さんの話に耳を傾け、講演後の質疑応答では「よい学内広報紙を作るにはどうしたらいいのか」「マスコミにリリースを出したいが敷居が高い」など、率直に日頃の問題意識をぶつけた。

     これに対して薬師さんは「学校関係者だけでなく、その家族にも読んでもらえる広報紙を作れば、家族がファンになり、地域にもファンが広がる。卒業生の中から有名人を取り上げて紹介するのも方法」「リリースはやってみることが大切。自分たちでは大した話じゃないと思っても受け手にとっては面白い情報も多い」など、自分の経験を基に率直なアドバイスをしていた。

    KODOMO新聞と中高生新聞の編集方針

    • 紙面を見ながら編集長の説明に聞き入る
      紙面を見ながら編集長の説明に聞き入る

     この後、「読売KODOMO新聞」の小林篤子編集長から編集方針の紹介が行われた。小林編集長は、ニュースをクイズ形式で取り上げ、子供たちにも読みやすい工夫をしていることなどを説明し、「教科書で学んでいることと身の回りで起きていることとの橋渡しをしたいと思っています」と話した。

     続いて「読売中高生新聞」の村井正美編集長も、図や表、イラストなどを使ったビジュアルな紙面を心がけていること、2020年の大学入試改革が大きなテーマであることなど、編集方針を紹介した。さらに「読売新聞の本紙は難しいという若い人たちにも、今、何が起こり、どういう背景があり、将来はどうなるか、ということが分かるように中高生新聞を作っている。彼らが自分たちで考えるヒントになれば」と話した。

     参加者らは、参考資料として配布された「読売KODOMO新聞」「読売中高生新聞」を広げながら、確かめるように両編集長の話に聞き入っていた。

     セミナー終了後の懇親会では、読売新聞の教育ネットワーク事務局、教育部の担当者らも合流し、中学教育や学校広報をめぐるさまざまな話題に関して意見を交換し合った。

    (文と写真:中学受験サポート担当)

     

    2017年02月22日 17時00分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
    おすすめ
    PR
    今週のPICK UP
    中高生新聞「練習手帳」に挑戦!