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    1週間の中で起きた注目の話題を漫画付きで詳しく解説するコーナーです。
    1日2時間以上 過半数

    中高生のスマホ利用

    • イラスト・スパイスコミニケーションズ(おがたたかはる)
      イラスト・スパイスコミニケーションズ(おがたたかはる)

     中高生のスマートフォンの利用りよう時間が長くなっているという調査結果ちょうさけっかが出ています。内閣府ないかくふ実態調査じったいちょうさ(3月まとめ)では、スマホによるインターネットの平日1日あたりの平均へいきん利用時間は、高校生が170分、中学生は124分でした。

     調査は10~17さい対象たいしょうで、8割がインターネットを利用していました。使用機器ききは、スマホが47・2%でもっとも多く、携帯けいたいゲーム(21・7%)、タブレット(20・9%)、ノートパソコン(17・3%)とつづいています。スマホでインターネットを利用する高校生の92・3%、中学生の84・1%がコミュニケーションに利用していると答えており、友人らとのやりとりの日常的にちじょうてき手段しゅだんになっています。

     時間の長さでは、1日2時間以上いじょう利用している割合わりあいは中学生が52・1%、高校生は72・1%で半数以上に上りました。ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)などで何度もやりとりするケースがえていることも一因とみられます。

     SNSは気軽にやりとりができる一方で、危険きけんひそんでいます。警察庁けいさつちょうのまとめでは、昨年さくねん1年間にインターネット上の交流サイトを利用して性犯罪せいはんざいなどの被害ひがいった18歳未満みまん子供こどもは1736人に上り、増加傾向ぞうかけいこうにあります。最も多かったサイトはツイッターで、LINEなどもありました。被害者ひがいしゃの多くは、有害ゆうがいサイトの閲覧えつらん制限せいげんする「フィルタリング」を利用していませんでした。

     スマホの利用が広がるなか、読書量どくしょりょうったとの指摘してきも出ています。昨年12月に公表された経済協力けいざいきょうりょく開発機構きこう(OECD)の国際こくさい学習到達度とうたつど調査「PISA」では、日本の読解力どっかいりょくが4から8位に低下ていかしました。

     実際じっさいに読書の量が減っていることをしめす調査結果もあります。全国学校図書館協議会きょうぎかい(東京)などによると、高校生の1か月の平均読書冊数さっすうは2010年の1・9冊をピークに減少傾向にあり、昨年は1・4冊になりました。

    勉強への利用

     先月下旬げじゅんに公表されたPISAの生活にかんする調査では、宿題や調べ学習をするためにスマホなどでネットを利用する海外の高校生が多いことが分かりました。国内でも、スマホで利用できる学習用のアプリも開発され、勉強への利用もみられます。学校や家庭などでも使い方を話し合い、うまく活用していけるといいですね。

    2017年05月17日 05時20分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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