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    1週間の中で起きた注目の話題を漫画付きで詳しく解説するコーナーです。
    与党 改憲発議が可能に

    衆院選 自民党が大勝

    • イラスト・スパイスコミニケーションズ(小倉治喜)
      イラスト・スパイスコミニケーションズ(小倉治喜)

     衆議院議員しゅうぎいんぎいんえら選挙せんきょ衆院選しゅういんせん)の投票とうひょう開票かいひょうが22日行われました。自民党じみんとうが全465議席ぎせきの半分を大きく上回る284議席を取って大勝しました。公明党こうめいとうとあわせた与党勢力よとうせいりょくは313議席と、国会が憲法改正けんぽうかいせい発議はつぎ提案ていあん)するのに必要な3分の2の議席(310議席)を超えました。

     衆院選は全国289の選挙区せんきょくから1人ずつ選ぶ「小選挙区せい」と、全国を11のブロックに分け、計176人を選ぶ「比例代表ひれいだいひょう制」で行われました。

     今回の選挙は「安倍首相あべしゅしょうにこのまま日本のリーダーをまかせるかどうか」を国民に問うものでした。北朝鮮きたちょうせんかく・ミサイル問題や消費税しょうひぜい、教育無償化むしょうか、憲法改正などの政策せいさく判断はんだん重要じゅうようなポイントでした。

     一方で、野党やとうれて新しいとうができたり、べつの党に合流したりなど、政界せいかいの動きが話題となりました。

     野党で一番大きかった民進党みんしんとうは、選挙直前になって小池百合子東京都知事の作った希望きぼうとうへの合流を決めました。今年7月の東京都議選では小池知事が代表をつとめた都民とみんファーストの会が圧勝あっしょうしました。希望の党はそのいきおいにってできました。民進党は、所属する議員が希望の党で立候補りっこうほした方が勝てると判断したのです。

     しかし、小池知事が「(党の方針ほうしんしたがわない人は)排除はいじょします」などと発言して反感をまねき、人気が一気に落ちました。200人以上いじょうの候補を立てたのに、議席は50にとどまりました。

     希望の党にくわわらなかった民進党出身の候補らが作った立憲民主党りっけんみんしゅとうは、選挙前の15議席から3倍以上の55議席に増えました。今後、野党第1党として、野党再編さいへんじくとしての期待もされています。

    10代が初参加

     今回は18、19さい若者わかものやく240万人がはじめて投票できる衆院選でした。各党の公約こうやくも年金や介護かいごなど、高齢者こうれいしゃ向けだけでなく、教育無償化など若い世代を意識したものが目立ちました。

     自衛隊じえいたいを明記することを目指す安倍首相の憲法改正の議論ぎろんも活発化しそうです。各党の立場にちがいがあり、与党内でも意見にがあります。スムーズに実現じつげんできるかは、はっきりしません。

     憲法改正は内閣ないかくや議員が提案し、衆参両院それぞれのそう議員の3分の2以上の賛成さんせいで国会が発議した後、国民投票こくみんとうひょうにかけられます。過半数かはんすう賛成さんせいられれば実現することになります。

    2017年11月08日 05時20分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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