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    1週間の中で起きた注目の話題を漫画付きで詳しく解説するコーナーです。
    交通が大混乱生活に影響

    記録的な寒さと大雪

    • イラスト・スパイスコミニケーションズ(後藤ゆうた)
      イラスト・スパイスコミニケーションズ(後藤ゆうた)

     日本列島にほんれっとうはこのふゆ記録的きろくてきさむさと大雪おおゆき見舞みまわれ、各地かくちで大きな混乱こんらんきました。都市部としぶの雪へのよわさもあらためてりになり、くに対策たいさく検討けんとうする方針ほうしんです。

     東京とうきょう都心としんでは1970年以来ねんいらい、48年ぶりに氷点下ひょうてんかを記録し、23日までの今季最低気温こんきさいていきおんは、北海道ほっかいどう喜茂別きもべつちょうの氷点下31・3度です。

     雪もおおく、都心は、過去かこ30年で4度目となる20センチを超える雪となりました。

     JRや私鉄してつ運休うんきゅう相次あいつぎ、ターミナルえきなどに乗客じょうきゃく殺到さっとうし、構内こうないは人であふれました。首都高速道路しゅとこうそくどうろでも一部いちぶ区間くかんで、通行止つうこうどめの解消かいしょうまで過去最長さいちょうの97時間じかんかかりました。山手トンネルは大渋滞だいじゅうたいし、多くの車が10時間ちかうごけなくなりました。

     雪にれているはずの北陸地方ほくりくちほうでも2月、37年ぶりの記録的な大雪になりました。福井市ふくいしで7日に平年へいねんの7ばいの140センチをえるなど、各地で普段ふだんの数倍の雪がもりました。

     福井と石川県いしかわけんむす国道こくどう8号では一時いちじ、約1500だいの車が動けなくなり、2日以上いじょうも車の中にいた人もいました。ものとどかず、おみせ食料品しょくりょうひん灯油とうゆすくなくなるなど生活せいかつにも影響えいきょうしました。

     総務省消防庁そうむしょうしょうぼうちょうによると、北陸や東北とうほくで雪ろし中の屋根やねからの転落てんらくや、雪にまった車の中などで20人以上がくなりました。

    海水温のしわざ

     気象きしょう庁によると、寒波かんぱと大雪は、昨年秋さくねんあきからつづく「ラニーニャ現象げんしょう」の影響が大きいそうです。太平洋東側たいへいようひがしがわ南米なんべい・ペルーおき海面水温かいめんすいおん平年へいねんより0・5度以上ひくくなる現象で、あたたかい海水かいすいは太平洋西側の東南とうなんアジア周辺しゅうへんせられます。

     これにより、海水の蒸発じょうはつ活発化かっぱつか積乱雲せきらんうん断続的だんぞくてき発生はっせいし、西から東にながれるかぜ偏西風へんせいふう」を北にげます。このため、へびのように南北なんぼくにうねってながれている(蛇行だこう)偏西風は日本付近ふきんで、南寄りにがります。ここに北のシベリアからつよ寒気かんきが流れみ、寒波と大雪につながりました。また、べつ高気圧こうきあつがこの寒気を動けなくして、寒波を長引ながびかせました。

     国は各地で大きな被害ひがいが出たことをけて、往生おうじょうらすため、効率的こうりつてきな道路の通行規制きせいや、雪をのぞく方法などを検討する方針ほうしんです。

     気象庁によると、2月まつまで寒波は続きそうです。まだ注意ちゅういが必要です。

    2018年03月07日 05時20分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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