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    読売KODOMO新聞の連載漫画「いろはにほへと新聞部」のキャラクターが時事用語をわかりやすく解説します。

    【表層崩壊】…表面覆う土と樹木が崩れる

    • 自衛隊などの捜索活動にも、おびただしい数の流木が立ちはだかった(7月13日、福岡県朝倉市で)
      自衛隊などの捜索活動にも、おびただしい数の流木が立ちはだかった(7月13日、福岡県朝倉市で)

     あらた 九州の北部を(おそ)った豪雨ごううからもうすぐ1か月だね。大きな被害ひがいが出て、今も復旧ふっきゅう作業がつづいているよ。

     いろは くなった人、行方不明ゆくえふめいの人は、計40人をえました。川や道路、農作物などの被害ひがいは、福岡県ふくおかけんと大分県の確認かくにんできた分だけでやく1400おく円に上るそうです。

     あらた なぜ、そんなに被害ひがいが大きくなったの。

     いろは 急に川の水位すいいがあがったほかに、「流木」といって、上流から流れてきた大量たいりょうの木々が橋にひっかかって川をせきとめ、水があふれ出たことも、一つの原因げんいんではないかといわれていますよ。

     あらた そんなに多かったのか。

     いろは 雨が山の斜面しゃめんにしみこんで、表面をおおう土が樹木じゅもくとともにくずれ落ちる「表層崩壊ひょうそうほうかい」が起きたようです。土の下にある岩盤がんばんからくずれる「深層崩壊しんそうほうかい」にくらべて、一つ一つの規模きぼは小さかったのですが、数え切れないほど多くの場所で発生して下流に押し寄およせたんです。

     あらた 被害ひがいが大きかった地域ちいきは林業がさかんだって聞いたよ。木が根をってくずれにくいんじゃないの。

     いろは 国は対策たいさく検討けんとうするチームを作って、どうすれば大量たいりょうの流木が押し寄およせる事態じたいを防げるか、調査ちょうさつづけていますよ。

    2017年08月08日 05時20分 Copyright © The Yomiuri Shimbun

    「時事用語をわかりやすく解説する読売新聞朝刊「学ぶ育む」の連載です。読売KODOMO新聞の連載漫画「いろはにほへと新聞部」のキャラクター「あらた」「いろは」が登場します。

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