どん底から見事カムバック!! ミッキー・ローク
一世を風靡したけれど、その後ヒット作に恵まれず“あの人は今”的な存在になってしまったハリウッドスターは意外と多いもの。ミッキー・ロークもその1人だったのですが、新作映画『レスラー』で見事に復活! どん底を経験した彼の波瀾万丈ライフとは!?
セックスシンボルから猫パンチに!
ミッキーの出世作といえば、『ナインハーフ』! エロティックなシーンがかなり話題となり、彼を一気にスターダムへのし上げました。セクシー&イケメン俳優として大ブレイクし、セックスシンボル的存在に。日本でもCMに出演するなど、とにかく大人気だったのです。
ところがその後、何作か映画の主演を務めるものの『ナインハーフ』を超えるヒットには繋がらず、俳優として低迷期を過ごします。
そんな彼が周囲を驚かせたのが、なんとプロボクサーへの転向!! 幼い頃からジムに通ってボクシングに打ち込んでいた時期もあった彼は、ボクサーになる夢があったそう。とはいえ、マスコミの反応は冷たく、ボクシングのスタイルは“猫パンチ”と言われるなど、色モノ的な扱いを受けてしまいます。約4年間、試合に出場しますが、すでに40代に突入していた彼にとっては体力的にも辛かったのか、ボクサー活動を休止。そして、私生活もトラブルが続くなど、負のスパイラルにはまっていったのです。
逮捕、離婚、整形……。ミッキー“暗黒の時代”
『ナインハーフ』と同じ脚本家ということで期待された『蘭の女』は興行的に失敗しましたが、共演女優のキャリー・オーティスと結婚。撮影中から恋愛関係だったため、ラブシーンは演技ではなく、リアルだったのでは? という説も!
お互いに夢中だった2人ですが、’94年に夫婦間の暴力でミッキーは逮捕されてしまいます。その件については和解したけれど、キャリーは薬物中毒となり、夫婦生活は破綻。結局’98年に離婚し、ミッキーは荒んだ生活を送るようになってしまいます。
ボクサー時代に鼻や頬を骨折し、加齢もあってイケメンとは言えないルックスになってしまったため、フェイスリフトなどの整形を受けたことも。それがかえって違和感を生み、タブロイド紙などでさんざん酷評される──と、悪循環の結果に。
’07年には、スクーターを飲酒運転して逮捕されましたが、その時のマグショット(逮捕時に撮影される写真)は顔の崩れっぷりのヒドさで話題となりました。
どん底から復帰! オスカーも!?
英『GQ』誌のインタビューで「1度転んでしまったら、本当に人は応援してくれなくなるものなんだ」と語っているように、当時はかなり辛酸を舐めた様子。売れっ子の頃は、レストランでは1番良いテーブルに通され、食事代はタダ! それが映画に出演しないようになってからは、同じレストランで最低の扱いを受けたとか。
そんな彼がハリウッドのメインストリームに復帰するきっかけとなったのは、『シン・シティ』への出演。そして、自身の人生とオーバーラップする中年プロレスラーを演じた『レスラー』(日本では初夏公開予定)で見事に完全復帰を果たしたのです!
この作品は、昨年9月に開催されたヴェネチア国際映画祭で金獅子賞を受賞。そして、ミッキーはゴールデングローブ賞(ドラマ部門)で主演男優賞に! さらに、アカデミー賞の主演男優賞にもノミネートされています(有力候補というウワサも!)。
『アイアンマン2』の悪役に出演のオファーがあり、あのクリント・イーストウッドからもアプローチがあったというミッキー。山あり、谷ありの人生が今後の俳優業に生かされることは間違いないですね!(写真はロイター)
【Profile】Mickey Rourke(ミッキー・ローク)1952年9月16日、アメリカ・ニューヨーク州生まれ。’79年、スティーヴン・スピルバーグ監督の『1941』でスクリーンデビュー。『ランブルフィッシュ』、『イヤー・オブ・ザ・ドラゴン』などに出演し、『ナインハーフ』で大ブレイク。その後はヒット作に恵まれず、プロボクサーに転向。再び俳優として活動するが、長い低迷期を過ごし、昨年全米で公開された『レスラー』で本格復帰を果たす。
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桜井 美和 (さくらい・みわ)さん
セレブコラムニスト
海外セレブ専門誌編集を経て、現在フリーランスで活動。アンジェリーナ・ジョリー、キャメロン・ディアスなど大人セレブからティーンセレブまで、ゴシップと私服は欠かさずチェック。海外ドラマを観るのが日課で、恋愛、クライム系とジャンルを問わず何でも大好き。原稿はボン・ジョヴィ(大ファン☆)を聞きながら、テンションあげて書いてます。
「CELEBLOG」http://www.celebtimes.net/ 著書に『セレブ☆力(ぢから)』(徳間書店) |
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