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マリリン・モンロー役に挑戦! ナオミ・ワッツ

 30歳を過ぎてからブレークし、今ではハリウッドを代表する女優のひとりとなったナオミ・ワッツ。2児の母親として私生活ではママ業もきっちりこなし、40代に突入してもキャリアは絶好調! マリリン・モンローを演じることになり、大きな話題を呼んでいます。

売れない頃は、トム・クルーズ家のベビーシッターも!

 イギリスで生まれたナオミは、4歳のときに両親が離婚。それから3年後、父親が亡くなるという、決して幸せとはいえない幼少期を過ごしました。

 父親は、ピンク・フロイドのサウンド・エンジニアでロード・マネージャーを務めていたため、ツアーに出ることも多く、思い出は少ないとか。

 そして、14歳のときに母親、弟と一緒にオーストラリアへ移住。学校では演劇の授業をとっていて、CMのオーディションを受けることも。そんなある日、ビキニのCMのオーディションで出会ったのが、ニコール・キッドマンだったのです! 帰りは一緒のタクシーに乗って、その後2人は親友に。このときニコールに会っていなければ、もしかしたらナオミの現在の成功はなかったかもしれません。

 「フェーム」を観て、女優になることを目指していたナオミは18歳のとき、映画「For Love Alone」に出演。とはいえ実際は女優で食べていくことは厳しく、モデルの道を選びました。そこで、行った先が日本! ただ、約165センチの身長ではモデルとしての需要が少なく、約1年で帰国することに……。

 帰国後は、ファッション誌で編集アシスタントとして働きますが、週末に通っていた演劇のワークショップでふたたび演じることに開眼! そして、何作かの映画に出演した後で、ロサンゼルスに拠点を移しました。

 その頃、親友のニコールはトム・クルーズと結婚し、女優として売れっ子。一方、ナオミはオーディションを受ける日々が続いたのです。ニコールはナオミをサポートしますが、スターの友達だからといって、役を手に入れられるほどハリウッドは甘くありませんでした。

 英誌「The Sunday Times」で彼女は当時を振り返って、「一番つらいのは、エンドレスにオーディションを受け続けることだった」と語っています。親友はブレークしたのに、自分は鳴かず飛ばず。それでも、トム家養子たちのベビーシッターをするなど、親友としてニコールとの友情は続いたのです。

30代で人生が大きくチェンジ

 ロサンゼルスに来たとき、「5年間がんばろう」と決意したそうですが、それはやがて10年間に延期。その間、B級映画などに出演し、キャリアが低迷したまま30代に突入したナオミの運命を変えたのは、デヴィッド・リンチ監督でした。

 無名だった彼女が、「マルホランド・ドライブ」のオーディションで、リンチ監督に見いだされ、主役に抜擢されたのです。映画は高い評価を得て、ナオミ自身も数多くの賞にノミネート。このとき33歳だったことを思えば、かなりの遅咲きですよね。

 イッキに波に乗った彼女は、「リング」のリメーク版「ザ・リング」に主演し、世界的に有名な女優に。「21グラム」では、アカデミー賞主演女優賞にもノミネートされたのです。

 この頃の恋人は、11歳年下のヒース・レジャーでした。歳の差カップルとしても注目されましたが、ナオミが実年齢より若く見えることもあって、とてもお似合いだった2人。けれど、くっついたり離れたりを繰り返し、2年弱で破局してしまいました。

 破局の翌年、ナオミはリーヴ・シュレイバーとの交際をスタート。そして2007年、長男アレクサンダー君、翌年に次男のサミュエル君を出産し、2児の母親となったのです。

 仕事も私生活も順調な女優は他にもいますが、ナオミの場合は"30代になってから"。そんな女優は、ハリウッドでも希有な存在といえるのではないでしょうか。

マリリン・モンロー役であの女優と対決!?

 私生活について多くを語らないナオミですが、英誌「marie claire」のインタビューでは珍しくオープンな発言も。リーヴとは5年前のMet Ball(メトロポリタン美術館で開催されるイベント)で会って、2人の間にケミストリーが起こったのだとか。「ひとめぼれの経験はないけれど、お互いに必要な存在だという強い欲求が生まれたの」と語っています。リーヴとは婚約していますが、結婚を重要なことだとは考えていないそう。

 また、恋人だったヒースの死を受け入れるのはまだ難しいようです。遺作となった「Dr.パルナサスの鏡」については、「まだ観てないわ。テリー・ギリアム監督の作品は大好きだし、ヒースは素晴らしい俳優よ。でも、私にとって観ることは立ち向かうことでもあるの」と告白。

 そんなナオミが演じることになったのが、あのマリリン・モンロー! マリリンの伝記映画「Blonde(原題)」は、5月のカンヌ映画祭で正式に発表されて大きな話題に。そして、他にもマリリン・モンローを描いた映画の公開が来年予定されています。そちらは「My Week with Marilyn(原題)」で、マリリン役はミシェル・ウィリアムズ。ナオミとの破局後にヒースがつきあっていた、元婚約者です!

 奇しくもヒースという共通項のある2人がマリリンを演じることで、米マスコミは早くも「マリリン役はどちらがふさわしい!?」と盛り上がっています。

 スリムなナオミはサイズ0とも言われていますが、マリリンはご存じの通りかなりのグラマラスボディ。来年1月のクランクインまでに体重を増やす計画もあるとか。

 控えめな美しさが魅力のナオミが、マリリンを演じることでどう変化するのか。きっと、私たちをビックリさせてくれるはずです!

 【Profile】Naomi Watts(ナオミ・ワッツ) 1968年9月28日、イギリス・ケント生まれ。1986年に「For Love Alone」で女優デビュー。長い下積み時代を経て、2001年「マルホランド・ドライブ」で一躍人気スターとなる。「ザ・リング」、「21グラム」、「キング・コング」などに出演

◆ナオミ・ワッツの商品一覧 → HMVのページへ

桜井 美和 (さくらい・みわ)さん
海外セレブ専門のフリーランスライター&エディター
海外セレブ専門誌編集を経て、現在フリーランスで活動。アンジェリーナ・ジョリー、キャメロン・ディアスなど大人セレブからティーンセレブまで、ゴシップと私服は欠かさずチェック。海外ドラマを観るのが日課で、恋愛、クライム系とジャンルを問わず何でも大好き。原稿はボン・ジョヴィ(大ファン☆)を聞きながら、テンションあげて書いてます。 「CELEBLOG」http://www.celebtimes.net/
2010年7月7日  読売新聞)

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