実物は映画より強烈!? 「プラダを着た悪魔」の鬼編集長 アナ・ウィンター
大ヒットした映画「プラダを着た悪魔」の鬼編集長を覚えていますか?そのモデルといわれているのが、今回取り上げるアナ・ウィンター。1600億ドルものファッション業界を動かしているといわれ、タブロイド紙もその動向に注目する、セレブ・エディターです。
ファッション界の女王
部下には次々と無理難題を命じ、体型やオフィスファッションにまで容赦なくダメ出し……。映画「プラダを着た悪魔」を見て、"こんな上司はイヤだ!"と思った方は多いでしょう。
映画の舞台は「ランウェイ」編集部でしたが、実物のアナはUS版「ヴォーグ」の編集長。US版「ヴォーグ」といえば、"世界で最も影響力があるファッション雑誌"とよばれる高級誌で2007年9月号では、出版史上最大の全840ページ、重さ5ポンド(約2.25kg)という、持ち歩くにはむずかしいほどのボリュームを記録した、ビッグな雑誌です。
今年6月にアナのバイオグラフィー本「Front Row アナ・ウィンター ファッション界に君臨する女王の記録」が出版され、7月にはアナに密着したドキュメンタリー映画「ファッションが教えてくれること」のDVDが発売されました。それらを見ると、アナも仕事ぶりはやっぱりハード! 毎晩、"ブック"と呼ばれる見本を自宅にとどけさせて入念にチェックするし、彼女のアシスタントは相当な激務のよう。万一、彼女とエレベーターに同乗したら目を合わせてはいけないのだとか! ドキュメンタリー映画には、自分のページをボツにされたベテラン編集者が激怒していたシーンもありました。
けれども、仕事ぶりを認めたアシスタントにはプレゼントを贈ることもあり、さらにトレンドに対する視点や先見性には定評があって、若手のデザイナーを発掘し、チャンスを与えているほか、人気デザイナーからの相談にものっているという、面倒見のいい一面も。
もちろん、今の地位につくまでには、さまざまな雑誌を渡り歩いて、映画さながらの権力争いも数多く体験済み。実物のアナはそうした争いにも打ち勝ってきたファッションの目利きでありビジネスウーマンなのです。
学業には興味ナシ
現在はアメリカで活躍中のアナですが、生まれ育ったのはイギリス。父親は有名ジャーナリスト、母親はソーシャルワーカーで、裕福ではあったもののアナ以外の家族はまったくファッションに興味のない人々だったとか。
そんな家庭環境のアナは10代からファッションにはこだわりまくり。保守的な名門校に通っていたにもかかわらず、制服のスカート丈を当時流行していたミニにして先生たちからたびたび怒られていたそう。また体型は今もスリムですが、当時の人気モデル、ツイッギーに憧れ、食生活は厳しく節制。スレンダーな脚をキープするために体育の授業もほとんどサボったという徹底ぶりだったとのこと。ちなみに彼女のトレードマークであるボブヘアもその頃から。学業にはまったく興味をみせなかったそうです。
そして、ある日、相変わらず制服をミニにしていたアナに対して、校長がみせしめのためにアナのスカートを引っぱったところ、スカートが破けてしまうという事件が発生。それをきっかけにアナは高校を中退してしまいます。校則や先生たちから注意されても自分のスタイルを貫いていたところは、さすがアナ。でも、超有名雑誌の編集長が勉強嫌いというのはちょっと意外ですよね。
その後、アナは当時の人気ブティックでアルバイトをしたりハロッズで研修を受けたりと、ファッション業界へと足を踏み入れていきます。そして憧れの雑誌編集長として大成功。好きなものを仕事にするというのは大切なんですね。
意外と恋多き女性
そんな若き日のアナで、さらに意外なのは、15歳ころからロンドンのナイト・クラブに顔を出すパーティガールで、年上の男性たちとも数多く付き合った恋多き女性だったこと。当時からおしゃれでスリム、そのうえお金持ちだったからモテるのは当たり前。父親が有名ジャーナリストだったこともあり、アナに近づいてくる男性のなかには、アナを利用してのし上がろうというタイプも多かったのだとか。しかも、お付き合いした男性のなかにはゴシップ記者もいたのだそう。パパラッチと付き合ったブリトニー・スピアーズもビックリではないでしょうか!? しかも10代からそうしたボーイフレンドたちと同棲も。今のヤングセレブ以上に大人っぽい10代だったようです。
そして、1984年に34歳で精神科医のデヴィッド・シャファーと結婚。2人の子どもを産みますが、1999年にアナはジョン・シェルビー・ブライアンという起業家の男性と出会い、交際。密会シーンが撮られたことからW不倫が発覚。有名人の不倫スキャンダルとしてタブロイド誌などで大々的に報じられました。そしてアナは翌年、離婚。以後、結婚はせず、シングルライフをエンジョイしている様子です。
そんなアナの日常は、毎日6時に起床、テニスをしてプロにヘアメイクをしてもらい8時には出社。ランチはステーキやラムチョップなどの肉料理を食べ、6時頃に退社。夜もパーティなどの予定がつまっているけれど、1つのパーティに20分以上いることはなく、10時15分には寝てしまうのだとか。
早寝早起きの規則正しい生活を続けているのは、素晴らしいけれど、キャラは強烈そう! 上司にするとかなり大変そうですが、ビジネスウーマンとしては学ぶ部分も多い、良くも悪くも世界中が注目する女性なのです。
【Profile】Anna Wintour(アナ・ウィンター) 1949年11月3日、イギリス・ロンドン生まれ。子どもの頃からファッションに興味を持ち、人気ブティックのアルバイトなどを経験し、高校中退後ハロッズのトレーニングプログラムに入学。1970年に『ハーパース&クィーン』誌の編集アシスタントとして出版業界に入り、1988年にUS版『ヴォーグ』の編集長に就任。以来、20年以上にわたって編集長をつとめている
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海外セレブ専門誌編集を経て、現在フリーランスで活動。ブリトニー・スピアーズ、リンジー・ローハン、パリスなど元祖お騒がせセレブに加えて、近頃はリリー・アレンやエイミー・ワインハウスなどイギリス系大暴れアーチストからも目が離せず、海外雑誌やサイトを見まくる日々。シャイロちゃん、スリちゃんの成長ぶりに癒されています。 「CELEBLOG」http://www.celebtimes.net/
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