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2008春夏パリコレクション…花柄 エコの合言葉パリ今月7日に閉幕した2008年春夏パリコレクションでは、デザイナーは示し合わせたかのように、花柄の服を提案した。自然への思いや、深刻化する環境問題へのメッセージを、美しい花柄に込めているようだった。(文・谷本陽子、写真・米山要) コレクション会場のあちこちで、「アル・ゴア」「不都合な真実」という言葉をよく耳にした。アル・ゴア前米副大統領が地球温暖化について警告したドキュメンタリー映画「不都合な真実」のことだ。花柄をはじめ、自然をモチーフにした服が数多く登場したことに、世界のマスコミ関係者やバイヤー(買い付け担当者)などは、アル・ゴアのメッセージと関連づけたようだった。 花柄と言っても、そこにはブランドの個性があふれていた。ステラ・マッカートニーの花柄のドレスは、イギリスの庭園を思わせて愛らしい。会場の壁面に、ツタやシダをはわせた「垂直の庭園」まで用意して、エコロジームードたっぷりだった。 ドリス・ヴァン・ノッテンは、色や種類の違う草花がパッチワークに見えるプリントを使い、ジュンヤ・ワタナベは、小花柄を上着やドレスに仕立てた。ルイ・ヴィトンのスカートは水彩画のようだ。 同じ花柄でも鮮やかな色でアマゾンのイメージを打ち出したケンゾーから、浴衣に使われる花柄を取り入れたタオ・コム・デ・ギャルソンまで、多彩だった。 素材では、軽く透ける生地を多用し、形もゆったりと着心地が良さそうなドレスやパジャマ風パンツなど、快適さや自然志向がにじみ出ていた。また、イッセイ・ミヤケのように「環境のために何かしよう」というメッセージを書いた服を発表したブランドもあった。 地球温暖化などの影響で、従来の季節感が失われてきている。それに伴って、人々の服の選び方や着方も変わってきた。服を作り、売る側も、どんな商品をどのタイミングで出すか、判断が難しくなっている。現在、コレクションは春夏、秋冬に分けて年2回行われているが、今後は、開催時期や回数なども見直しを迫られることになるのかもしれない。 山本里美さん「リミ・フゥ」…親子2代でショー参加今回、日本のブランド「リミ・フゥ」が、パリコレにデビューした。デザイナーの山本里美さんは、同じくデザイナーである山本耀司さんの娘。親子2代でパリコレに参加するのは珍しい。 父親も見守る中、白いブラウスにベストや幅広パンツ、ワークブーツを合わせた装いや、ニットのドレスの重ね着などを披露した=写真=。モデルには、日本から連れてきた友人を起用し、中性的な東京のストリートの雰囲気を漂わせた。 里美さんは「日本の学校の制服の色である黒、紺、白を中心に、リラックスした雰囲気の服を作った」と言う。欧米のメディアや買い付け担当者から、大きな拍手を浴びた。 (2007年10月13日 読売新聞)
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