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彩る夏 ビーチサンダル花盛り

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カラフルなビーチサンダルがびっしりと並んだ店内。赤に白字のブランドマーク入りも人気(神奈川県葉山町の「げんべい商店」で)=横山聡撮影

 色鮮やかで、表情豊かなビーチサンダルが間近に迫った夏の気分を盛り上げる。ここ数年は、海辺だけでなく、町中でも存在感を示している。

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今年のアカデミー賞候補者に配られたハワイアナスのサンダル

 神奈川県葉山町の「げんべい商店」は、ビーチサンダルで有名な店だ。数千足が、店の内外に雑然と並ぶ姿は壮観。初めて訪れる客は「すっごーい」「何だこれ」と驚く。

 色は100種類以上で、997円から。甲高の日本人の足に合わせた鼻緒など、「履きやすさでは負けません」と店長の中島広行さん。歌手の松任谷由実さんも古くからのファンだ。

 ここ数年、ブラジルのブランド「ハワイアナス」も人気急上昇。1962年に発売後、世界中で販売された数は計24億足。直線につなぐと、地球を30周以上するそうだ。

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ブランドのロゴを全面にちりばめた(セリーヌ)

 アカデミー賞候補者に特別モデルを配ったり、アマゾンで絶滅の危機にある赤インコやクモザルを描き自然保護を訴えたりするなど、ユニークな提案もしている。

 ビーチサンダルの原型は、日本の草履だ。財団法人・日本はきもの博物館(広島県福山市)の市田京子さんの話では、起源は定かではないが、昭和の初めにはハワイなどの日系人向けに、ゴム草履が輸出されていた。戦後、ゴムの品質が向上し、色や種類も増え、世界に広まったという。

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トカゲの絵とヘビ革が野性味を感じさせる(ボッテガ・ヴェネタ)

 フランスの「セリーヌ」やイタリアの「ボッテガ・ヴェネタ」などの高級ブランドもビーチサンダルをキャンバスに見立てたかのように、今季のテーマなどを表現している。

 シンプルになりがちな夏のおしゃれの主張は、足元に隠されているようだ。(斎藤圭史)

2006年6月2日  読売新聞)
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