06〜07年リゾートコレクション…NY
ドル箱コレクション
先月から今月にかけて、2006〜2007年リゾートコレクションのショーが相次いで開かれた。シャネルやディオール、グッチなど欧州の有名ブランドがこぞってニューヨークでショーを行ったことから話題になった。
クルーズコレクションとも呼ばれる服の数々は、避寒でクルーズなどを楽しむための服として誕生した。1990年代初めにアメリカの小売業者の要望で始まったと言われている。冬物から春物へ移行する端境期にもあたり、消費者の購買意欲がわくような明るく軽やかな商品を店頭に並べたいということだった。
アメリカではラルフ・ローレンやダナ・キャランらトップデザイナーからデレック・ラムら若手まで、ビジネスの大小を問わずリゾートコレクションをつくってきたが、ショーをすることはまれだ。
秋冬物に比べて比較的安いこともあり、今ではデザイナーブランド・ビジネスの年間売り上げの3〜4割を占める、いわばドル箱。そんな需要があることから、今回、欧州のブランドが華やかなショーをひっさげて殴り込みをかけた感が強い。ショーを行うアメリカのブランドが増えれば、今後、ニューヨークコレクションが年2回ではなく3回になるかもしれない、との予測まででてきた。(森光世 ファッションジャーナリスト)
(2006年6月30日 読売新聞)