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衣料業界、狙いは「アラサー」

30歳前後女性、秋冬物に重点

 アパレル(衣料品)メーカーが「アラサー」と呼ばれる30歳前後の女性をターゲットに、秋冬物商戦にしのぎを削っている。1990年代に高校生だったアラサーは、ルーズソックスやポケベル、茶髪などの社会現象を作り出した。

 成人して社会に出た今でも、ファッションに敏感で、消費意欲も旺盛とされる。団塊ジュニアに次ぐ有力な顧客層として期待が寄せられている。

 アラサーは、1975〜79年ごろに生まれた世代を指す。アラウンド・サーティー(30歳前後)を縮めた造語で、女性向けファッション雑誌から生まれ、業界で広く使われるようになった。

 71〜74年生まれのいわゆる団塊ジュニア世代の女性が1年当たり100万人弱いるのに対し、アラサーは80〜90万人と数は少ないものの、社会に出て購買力が増し、流行を作り出すパワーも強い。

 「大人の落ち着きとかわいらしさを併せ持つ」(三陽商会)商品が好みだ。従来の同世代向け商品よりも体の線を強調するセクシーなデザインが多いという。

 オンワードホールディングスは今春、新ブランド「ノーブル バース」を発売した。ブラウスやスカートなどの多くが、同社の人気ブランド「23区」に比べてカジュアルで、襟元のフリルが大きくて派手だったり、肌の露出が多い商品が目立つ。この秋冬にはニットやカットソーの一部を2000〜3000円値下げし、買いやすくする。

 三陽商会は、昨秋から展開している「ル・ジュール」の販売強化のため、商品数を前年の85%まで絞り込む。「この世代の好みが分かってきたため、人気を得られそうなデザインに集中していく」と話している。

2007年9月17日  読売新聞)
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