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    リビングに学習スペース…限られた空間を効率よく

    段差やカウンター活用

     リビングルームに学習スペースを設ける家庭が増えている。配置を工夫すれば、限られた空間を効率よく使える。リビングに合った大きさやデザインの学習机も豊富になってきた。


    • 食卓近くの「ステージ」で勉強をする子どもたち(京都府内で)
      食卓近くの「ステージ」で勉強をする子どもたち(京都府内で)

     京都府木津川市の主婦(36)は、夫(37)と娘3人との5人暮らし。2012年に自宅を新築した際、壁沿いの床が高い「ステージリビング」(長さ約7メートル、奥行き約1メートル、高さ約40センチ)にした。

     段差に腰掛けられる一方、子どもたちが学習机としても使えるように設計した。子ども3人が同時に使っても十分な広さがある。そろばんの宿題をしていた長女(10)は「お母さんの近くで勉強した方が楽しい」と笑顔で話す。

     大手玩具メーカーのバンダイ(東京)が16年7月、「学校以外で勉強している場所」を小学1年から中学3年までの親子900組に聞いたところ、小学生親子の64%は「自宅のリビング・ダイニング」と回答。「自分の部屋」と答えたのは18%だった。

     元小学校教師で教育評論家の親野智可等おやのちからさんもリビング学習を勧める。「小さな子どもほど、個室で勉強するより親が近くにいた方が落ち着いて集中できる」と話す。

     1級建築士で積水ハウス総合住宅研究所(大阪)の河崎由美子さんは、ステージリビングのほか、対面型キッチンにしてカウンターと勉強机を兼ねさせる方法も勧める。

     キッチンの近くに備え付けのテーブルを作る手もある。いずれも、台所に立ちながら子どもの勉強を見られる。

     ステージリビングやカウンターは、子どもが成長して机として使わなくなっても邪魔にならない。備え付けのテーブルは、家族のパソコンコーナーや書斎代わりにするなど活用法を考えておく。

     また、勉強をリビングで行うと決めてしまえば、リビングを広くして子ども部屋の面積を最小限に抑えることも可能だ。河崎さんは「床面積や家族構成に応じて、その家庭にふさわしい学習環境を確保してほしい」と話す。

     家庭によっては、リビングを落ち着いた雰囲気にするため照明を落とし気味にしている場合がある。視力や姿勢に悪い影響が出ないように、スタンドライトなどを使って十分な明るさを確保しよう。

    コンパクトな机を置く

    • 奥行きが短くシンプルなデザインの学習机(日本橋高島屋で)
      奥行きが短くシンプルなデザインの学習机(日本橋高島屋で)

     リビングルームに置くことを想定して設計された学習机も増えている。

     日本橋高島屋(東京)の家具売り場では、リビングと調和するようにシンプルなデザインのタイプが売れている。素材は天然木で、狭いスペースにも置けるよう奥行きを50センチ程度に抑えたコンパクトなサイズのものが人気だ。

     売り場マネジャーの瀬畑吉之さんによると、学習机は子どもの成長に伴って、用途や適切なサイズが変化していく。そのため、机と引き出し、本棚などが別々になっている商品を選び、成長に応じて買い足していく人も多いという。

     瀬畑さんは「売り場に行く前に、リビングの広さや食卓などの手持ちの家具の大きさを測っておくと、机選びがスムーズに進みます」と助言する。

    2017年03月20日 Copyright © The Yomiuri Shimbun


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