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    2017~18年秋冬コレクション

    異なる素材、多様な女性像…東コレ

     2017~18年秋冬東京コレクション(3月20~25日)では、異なる素材を組み合わせた服が印象に残った。

     木や革、レースなどの素材に「自然美」や「繊細さ」などの意味を込め、多様な女性像を表現した。

    • ハナエモリ・マニュスクリ
      ハナエモリ・マニュスクリ
    • アウラ
      アウラ
    • グローイング・ペインズ
      グローイング・ペインズ
    • アキコアオキ
      アキコアオキ

     

     ハナエモリ・マニュスクリは、結合を意味する「コンバイン」をテーマに、木材を取り入れた斬新な装いを披露した。柔らかなポリエステルなどの黒いドレスは、胸元から裾にかけての寄せ木細工のような模様が特徴的。クルミ材やクリ材を用いた。デザイナーの天津憂あまつゆうさんは「年輪の模様には、プリント柄では表せない自然美がある」と話す。

     アウラは「多様性」がテーマ。デニムとツイードをつなぎあわせたワンピースは、カジュアルとエレガントという異なる要素を一つにまとめた。「色んなものを吸収し再構築しながら成長していく女性の姿をイメージした」とデザイナーの川島幸美ゆきみさん。

     初参加のグローイング・ペインズは、「戦場のナース」をイメージした。東京・渋谷の駐車場を会場に、ナース帽にエプロン風のドレスを身にまとったモデルが登場。肩掛けのレザーのベルトを合わせ、優しさと強さを併せ持つ女性を表現した。

    • タエ・アシダ
      タエ・アシダ
    • ユキトリイ・インターナショナル
      ユキトリイ・インターナショナル

     民族衣装に着想を得たというアキコアオキは、水色のサテンのプリーツスカートにジャカード織りの生地を組み合わせたシャツワンピースを披露。足が隠れるほどのロング丈スカートにスリットを大きく入れるなどし、重さと軽さをミックスさせた。

     タエ・アシダは、美しい夜空をイメージし、金色のレースに黒のベルベット素材を組み合わせたドレスなどを提案した。硬さの異なる素材をつなぎ合わせる繊細な技術が際立っていた。デザイナーの芦田多恵さんは「レースははかなさ、ベルベットは強さ。強いだけじゃない、きれいだけじゃないという女性の両面を表した」と語る。

     ユキトリイ・インターナショナルは、花などをモチーフにした柄のカーディガンとスカートをみせた。同じ柄だが、カーディガンは機械で編み、スカートは薄手のシフォンにプリントした。異なる質感が新鮮味を加えた。(矢吹美貴)

    2017年04月02日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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