ニュース 速報 YOMIURI ONLINE(読売新聞)
現在位置は
です

SMILE ECO

ブランドから始まる幸せな循環

SMILE ECO トップページ
Back Number
不用品回収の新しいカタチ
スマイルエコちゃんが行く!
パソコンから始まるエコ生活!?
着せ替えクッキング
わくわくするスマイルエコニュース
エコカブProject
このムダを何とかしたい!ハタと気がついた人のちょっといいECO話
 「まだ十分に使えるブランド品を再び使ってくれる人に譲る」。ブランドキングのこのシステムは、「もったいない」というECOの発想から生まれた、すてきな循環です。そんなECOの精神を信条とするブランドキング内で最近ECOにまつわるちょっといい話を小耳に挟みました。皆さんの職場ではもちろん、家でも役立ちそうなちょっといいECOの実践をご紹介します。
 

1か月で10万円! こんなにムダがあった


「色々な場所の電気を点けたり、消したりしていたので、みんなは迷惑していたかも(笑)」と言う福岡さん。社内だけでなく家でも省エネ対策をしているようです。まさに環境当番!

 システムエンジニアの福岡一樹さんはある日、会社の経費を何気なく見ていておや?と思いました「9月の光熱費が異常に高い。8月より10万円以上も高いのは変だと気づいたのです」。
そこで、福岡さんは独自調査を開始。光熱量の中で何の数字が一番高いか調べてみると、「空調でした。9月は残暑もあったけれど、それにしても高い。省エネには設定温度も大事だけれど、それ以前に1日中つけるべきかどうかです。例えば夜になって涼しくなってきてもそのままつけっぱなしというのが今まで。時には寒い!なんて震えてましたから(笑)。僕たちはちょっと鈍感でした」。
(※ブランドキングを運営するデフェクトスタンダード社では全社員に情報公開、パソコン上で自由に閲覧することができる)。

空調は小まめにオン・オフ、家では当たり前のこと

 「空調は外の温度と相談してからスイッチを入れるかどうか決める。これって、僕たちも家では普通にしていますよね。寒いときは暖房を入れるけれど、温かい日は入れない。日当たりのいい部屋では昼間は暖房を使わない。それがオフィスだと機械的にスイッチを入れてしまう。まず、そこを改善して小まめにオン・オフするように社内に呼びかけました」。
さらに福岡さんは有効な省エネとして、照明問題にも着手。「照明もこれまでは一日中、つけていました。うちは午前10時から午後8時まで業務時間ですが、8時以降も人がいればずっとそのまま。誰もいない場所もムダだと知りつつ、つけたまま。なぜかというと、そのスイッチを探すのが面倒だからです。うっかり別のスイッチ切っては大変だし」。そこで福岡さんはオフィス内の全スイッチを点検。使わない所のスイッチはどこか。全スイッチをつけたり消したりして調査しました。「みんなに協力してもらったけれど、ちょっと迷惑だったかも(笑)」。
その結果生まれたのが“エコ”スイッチ。これは午後8時になったら、オフにできるスイッチ。つまりこれまではムダについていた照明のスイッチだったわけです。

午後8時、ECOの合図が鳴り響く


福島さん発案の“エコ”スイッチ。これなら家でもすぐ実践できる!

 福岡さんは発案のエコマークのスイッチは、全スイッチの約半分に及ぶというちょっと驚きの結果が出ました。「これまでムダに使っていた照明が半分もあるなんて」と福岡さん。シールを付けることで、社員の誰もがスイッチをオフできることになりました。さらに8時にはアラームを鳴らすことにして、よりECOの時間をはっきりさせました。
そして、その効果は? 「10月の終わりから取り組んで11月の光熱費に成果が出ました。前月比11万円のマイナス。日常の業務は全く変わらず、むしろ空調の環境は快適になってこの好成績(笑)。経費節減というよりも省エネに貢献できたことがうれしいですね」。
 福岡さんは「家でもやっていますよ。夜など使わない設備の配線は一つのタップにまとめておくんです。そうすると、オフにするのが簡単。元の電源を一つ切ればいいだけですから。これはお勧めの省エネ対策です」。さすがにエンジニアらしいアイデアですね。

明らかにもったいないモノ、再使用の選択


新品同様のプチプチを捨てるのは心苦しい、と感じていた藤田さん。エコボックスを持ち込んでからは資源のムダもなくなり、心もスッキリ!

 福岡さんのエコスイッチだけでなく、ブランドキングは全体にECO意識が高い人の集まりです。通常の業務の中でムダはないか、もったいないはないかは折に触れて検討されています。もう一つのECOな話はそんな“もったいない”を再認識して業務のシステムをちょっと変えた話。
 営業本部の藤田拓久さんが新しく社内に持ち込んだのは、エコボックスという大きな箱。その中にはブランド品をダンボールに入れて運ぶときに使用する緩衝材(プチプチ)が入っていました。
 「うちには、毎日お客様からたくさんのダンボールが送られてきます。うちから送るエコボックスの中にはプチプチが入っています。それでお客様はブランド品を包んで送ってくださるわけですから、毎日たくさんのプチプチが商品とともに送られてきます」。これまではそのプチプチは機械的にゴミとして処理されていました。「軽いけれどかさばるし、何よりも問題なのは、ほとんど新品同様だということ。汚れる過程がないし、使われていないのと同じ状態でした」。それなのに、1度使用したという理由で捨てていたのが現実。そこで藤田さんは、ダンボールが届いて、商品を取り出し、番号を振るという作業の際に、キレイなプチプチだけをピックアップ。エコボックスに取り出しておくことにしました。

一手間で、ゴミだけでなくストレスも解消


プチプチも捨てずにリサイクル! 大事なひと手間です

 「エコボックスにピックアップしたプチプチは、また商品を包むときに再使用しています。ほぼ新品なので、問題はありません。なぜ、今まで捨てていたのかと思いますね」。捨てていた理由は、使用したら捨てるモノという概念から。もちろん、中には使えないものもあるので、キレイなものだけピックアップするという1工程つまり一手間を増やしたことで実現したECOなのです。
 「確かにちょっとだけ、手間はかかるけれど、新品を捨てるムダはある意味ストレスですよね。ボックスに集めて、ここから配送用に回すだけで、気持ちもすっきりします」
 毎日出ていた膨大なプチプチのゴミはずいぶん減りました。ブランドキングでは今後、プチプチだけでなく中に入れる封筒やダンボールについても環境に優しい素材を使用することや、再使用が可能な方法を模索していくそうです。「緩衝材は再使用と併せて、環境にいいものを使う方法をいろいろ検討しています。とても大きな課題なんですが、実現させたい」。ECOに対する情熱も伝わります。

 身の回りでできるちょっとECO、私たちの中にもきっとあるはず。ちょっといいヒントになりましたでしょうか。



(次回の掲載は、1月中旬予定です。)
現在位置は
です