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窓を替えて夏涼しく、冬暖かく
家庭と環境に優しい
省エネ窓ガラスです。
 
 前回は、「食卓から始めるエコロジー」をご紹介しました。今回は、衣食住の中でも「住」の部分。環境保護と快適な暮らしが両立できて、お財布にも優しい……そんな住まいから始まるエコロジーをご紹介いたします。

――住まいに熱がこもる理由は、窓にあります

 暑い夏、外出先から戻ってみたら部屋の中が「むわっ!」とする蒸し暑さ。窓を開けてもなかなか涼しくならず、冷房を強めにして早く部屋の中を涼しくさせた経験はありませんか? 住まいの夏の暑さの原因は、窓から侵入する熱。そこで注目されるのが、窓の役割です。熱い夏は、外からの熱を遮り部屋の冷気を逃がさないような窓ガラス、寒い冬には、外気の冷たさを遮断し結露を防止するような窓ガラスなら、熱効率が良く、快適な省エネ生活を過ごすことができるようになるのではないでしょうか?

―― 新築の戸建住宅で普及が広まる複層ガラス


板硝子協会会員会社のエコガラスに添付されるシール

 一つのサッシに2枚以上の板ガラスを組み込み、間に乾燥した空気を密閉した「複層ガラス」が、新築の戸建て住宅で普及が広まっています。通常のガラスに比べると約2倍の断熱効果があり、遮音性も高く、冬の結露もしにくいメリットがある複層ガラス。その複層ガラスをさらに高性能にしたものがエコガラスです。エコガラスの持つ遮断機能は、冷房の効き目、つまりエネルギー効率を高めるところにあります。空気を挟んだ2枚のガラスのうち、室外側のガラスにコーディングされた特殊金属の薄い膜が外からの日差しを反射させ、熱を室内に入れないようにすることができ、もちろん採光はそのまま確保します。また、木材を腐らせ、カビやダニの発生原因にもなる結露を防止できるので、住まいと家族の健康を守ることもできます。
 「住宅性能表示制度」の温熱環境性能で最高位の評価を得ており、また、省エネ法第86条に基づいて定められた指針(2007年12月28日経済産業省告示第321号)により、2008年4月1日以降に表示が開始される「省エネ建材等級(ガラス)」でも最高位または第2位の評価を得ているガラスです。

――家庭から出るCO2削減に大きく貢献

 地球環境問題として取り上げられているCO2削減ですが、家庭から出るCO2の約半分は電力の消費から出るものとされています。エコガラスは、その電力の中でも冷暖房のために発生するCO2排出量の削減に大きく貢献します。
 日本全国の住宅の窓をすべてエコガラスに替えた場合、年間で1700万トンものCO2を削減することができます(板硝子協会の試算による)。この1700万トンのCO2は、2003年に全国の家庭から排出されたCO2の約10%に相当し、京都議定書で削減が義務付けられた温室効果ガス全体量の約23%に匹敵します。植林に例えるなら、1戸あたり25本のブナの木を植樹に相当するCO2削減効果が期待できるそうです。

――エコガラスシミュレータで、CO2削減効果をチェック


「エコガラスシミュレータ」では簡単にエコ効果を計測できます

 窓を替えただけで、CO2の排出量がどのくらい変わるのかを簡単に計測できる「エコガラスシミュレータ」で、簡単にシミュレーションをすることができます。現在住んでいる地域と住宅のタイプをクリックするだけで、CO2削減量や暖冷房費のコスト、ガラス代の初期費用まで簡単に知ることが可能です。
 地球環境保護への貢献度がわかり、一般的な戸建て住宅の場合、通常の1枚ガラスを交換しただけでも、冷暖房費が年間で最高9万円以上も節約できる場合もあるようです。

 また、住まいの壁や天井といった断熱化を図ったエネルギー効率の良い生活を考えた改築やリフォームでは、いろいろとコストがかかりますが、平成20年4月〜12月31日まで一定の条件を満たすリフォーム工事に限り適用される「省エネ改修促進税制」が施行され、対象工事には減税措置が適用されるため、環境や家庭に優しいだけではなく、お財布にも優しい住まいづくりを実現できるようになりました。家族構成の変化や老朽化など、様々な理由でリフォームを考えている方は大変多いかと思いますが、省エネにおいて特に費用対効果の高い、開口部=窓のリフォームから考えてもいいのではないのでしょうか?

 夏は涼しく、冬暖かい、家庭と環境に優しいエコガラス。実際に触って体感できるイベントが全国各地で行われているそうです。主に住宅エコ商品の展示会や住宅関連フェアなどで開催されるこのイベントに家族全員で参加して、住まいから始めるエコロジーを改めて考えるきっかけとなるのではないのでしょうか?



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