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「体にやさしいごはんにしませんか!」

 着せ替えクッキングで、おいしくて楽しいお料理を公開中のナチュラルフードコーディネーターの竹内ひろみさん。現在ウェブでも“ひろろクッキング”を展開し、食の情報やオリジナルレシピを提供して話題を集めています。さて、竹内ひろみさんはいったいどんなお料理家なのでしょうかと、興味津々。おうちまで伺ってランチをいただきながら直撃取材しました。

 

竹内ひろみさん

「今朝も3歳の息子はわざとふざけた変な顔(笑)で『おいしいー』って言いながら、カボチャのマフィンを食べて保育園に行きました。味見をさせたんだけど『おいしい』って言ったから大丈夫だわって思って(笑)」。子育ても楽しそうなひろみさん。料理家としてもナチュラルフードコーディネーターとしても忙しい日々ですが、趣味でピアノやバイオリンを弾くのが息抜きだそうです。

毎日食べて欲しい“ひろろクッキング”

 「私の料理のテーマは『毎日食べたい、体にやさしくおいしいごはん』です。そもそもは夫と3歳の息子のために作る毎日のごはんが基本なんです。言い方を変えると食べて罪悪感!のない料理(笑)。おいしいけれど、ああ、食べちゃった!と飽食の気分になって、これは毎日食べられないなって思うものありますよね。私の中では有名レストランの豪華な料理はおいしいけれど、ピンポイントで食べるもの。毎日飽きずに食べられる家庭料理が私の作る料理です」
 なるほど、ひろみさんのウェブには「ほっこり温ったかおうちごはん」とあります。ヘルシーとかナチュラルとかいろいろなフードの根本は「体にやさしいごはん」。心まで温かくなるのがひろみさんのお料理なんですね。

毎日作るごはんから生まれた「自然とシンプル」

 最初はお菓子作りから始まって料理に興味を持ち、栄養士の資格を取るために大学を出たあと栄養専門学校で勉強したというひろみさん。
 「私自身はずいぶん昔から自然にベジタリアンな食のスタイルになっていたんですが、実際に栄養や料理の勉強をしてみて、これはやはり日本人に合う食だと思いました。それで、基本はナチュラルフードで、自然な食材をシンプルに調理していただくというのが私の伝えたい料理のカタチになりました。でも、食の好みは人それぞれなのでベジタリアンだけにこだわることなく、夫は肉が大好きだし、息子はいろんなものを食べたがるし(笑)、ナチュラルとシンプルを心がけながらも好きなものを食べるようにしています」

食べるたびに、おいしいねって言ってもらえること

今までご紹介したレシピで、テーブルコーディネイト。
盛り付けを工夫してパーティーは、いかがですか?

 ひろみさんの会話の端々に「家で食べる」「自然でシンプル」という言葉が出てきました。それが“ひろろクッキング”のポイントなのでしょう。
 レシピを見ていくと主食のご飯だけでも100種類を軽く超えています。それがいかにも食べたくなる炊き込みご飯やピラフ、野菜のパスタなどなど。
 昔ながらの日本の伝統料理もあればオシャレな洋風メニューもあって、そこが“ひろろクッキング”ならでは。飽きないおいしさが並んでいます。
 「家では玄米を分づきにして土鍋で炊いています。ご飯が主食のメニューは作りやすいですよ。ごはんにいろいろな味をつけるのもお勧め。毎日夫と息子がおいしいって言ってくれるように工夫しています」。ランチでいただいた人参のピラフはニンジンの甘みがほんわり。キレイな色にも食欲をそそられます。

野菜は丸ごと、旬のものを。大事に作って味わう大切さ

 「野菜はできるだけ丸ごと、旬のものを使います。有機野菜であれば皮ごとがお勧めです。地産地消も大事ですよね。気候風土に合わせた食べ方は体が求めていることですから」。食材の選び方も重視します。「旬の野菜はゆでるよりも蒸すと本来のうまみも栄養もたっぷり味わえますよ」。
 確かに大根もニンジンも蒸すとこんなにおいしかったんだという味わいがあります。そこにひろみさんは、みそやゴマなどの調味料を組み合わせて、新しい味もプラスして、おいしさを演出してくれます。「シンプルに調理しても見た目のおいしさも大事にしたいから」と、きのこ料理に桜エビをあえたり、お豆腐を洋風ソースにしてみたりとオシャレ感もたっぷり。一つ一つが丁寧に作られた味わいがあります。野菜の話など伺いながらいただくと、体が浄化するような気分になってきました。

道具もシンプル、これだけで作っています

竹内さんが実際にお料理する時に使う鍋とよく使う調理道具。
あと土鍋が追加されるそうです。マッシュポテトの器具は、かなりオススメだとの事

 “ひろろクッキング”の多彩なレシピを見るとちょっとびっくりしますが、使用している調理器具もとてもシンプル。スチーム料理や煮込み料理に活躍する使い込まれた圧力釜のほかに、お鍋は3点。さらに炊飯のための土鍋も加わります。ほかにフードプロセッサーも使いますが、ほぼこれだけあれば十分だそうです。ですから、キッチンも極めてすっきり。片づけも整理整頓も好きなのだとか。ライフスタイルもシンプルイズベストということなのですね。

食べ物の力を信じた料理を作っていきたい

竹内さんが実際にお料理をされているキッチン。
一手間をかけてあげるだけで、普段のお料理も更に美味しくなります。

 「おいしくて体にやさしいごはん」を提案する竹内ひろみさん。季節に合わせたすぐ作れるお料理を次々に提案していますが、今後の方向を伺うと、「栄養士という知識も使い、薬膳料理も開発していきたいと思っています。体のためになる食が私の一番のテーマ。体の不調も食である程度は改善できると思っています。食べ物の持つ力を信じて、それを最大限に引き出せるお料理を作っていきたいですね」。ますます期待したくなる“ひろろクッキング”の世界。着せ替えクッキングにもそんな食に対するひろみさんのやさしさと愛情が感じられます。これからもよろしくお願いします、そして、ごちそうさまでした。

プロフィール

竹内ひろみ

ナチュラルフードコーディネータとして、雑誌やTVでレシピやコラムの連載、商品PRのためのメニュー提案、料理ブックの作成、食生活アドバイス、WEBコンテンツの企画・取材・編集など食生活全般にかかわる業務を多岐にわたり行っている。
料理のコンセプトはココロとカラダを元気にするおうちごはん。
子育て真っ最中の1児の母。



(次回の掲載は、1月下旬予定です。)
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