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アップガレージ10周年。
今後もますます躍進していきます。
 
 中古カー用品業界のリーディングカンパニーであるアップガレージは、1999年に設立後、2004年に東証マザーズに上場。ますます躍進を続けるアップガレージの原点でもある、第1号店の町田本店創業10周年にちなみ、今回は、代表取締役社長・石田誠さんにアップガレージの10年間とこれからについて話をお伺いしました。

――設立当初から変わらないコンセプト・ビジネスモデル


株式会社アップガレージ
代表取締役社長 石田誠さん

 「アップガレージ町田本店が10周年を迎えることは、本当にうれしいです。ビジネスからいうと、10年前は車やバイクのリユース品が一般の方に受け入れられるのだろうかと、不安をよぎることもありました(第2回参照)。しかし、振り返ってみると、当初のコンセプト・ビジネスモデルもほとんど変わることなく、プロトタイプのまま。もちろん売り上げの実績率や、お客様の層が代わっていくなどありましたが、大筋ではほとんど変わっていないので、そういう意味では、設立当初から目指していたコンセプト・ビジネスモデルがよかったのだと思います。お客様からは、この10年で店員(店舗スタッフ)の接客レベルが上がったことに対し、お褒めのお言葉をいただいたりしますね」と石田社長。
 車やバイクのリユース品を取り扱う業態が確立していない10年前に比べ、リユースについて多くの方が認知されている現在では、認知された分だけニーズも様々。そのニーズに応えるためアップガレージでは、「共有在庫」という考え方があるようです。

――「共有在庫」と「ハイタッチな接客」で、付加価値を提供

 「品ぞろえは重要なファクターです。接客レベルが高くても、お客様の欲しいものがなければ意味がない。新品を扱う量販店さんだと在庫がないものについては取り寄せることが可能だけれど、リユース品を取り扱う弊社では、なかなか難しい。そこで、多くの店舗を展開したときに、『共有在庫』という考え方が生まれました。全店舗の在庫情報を共有化し、自店にないものでもお勧めできるように、システムを構築していったのです。このシステムにより、店頭で“お探ししますよ”と接客し全店の在庫量を瞬時のうちに検索。在庫のあるものは、店舗間で取り寄せ、お客様のニーズにお答えすることができるようになりました。買い取りについては、買い取りシステムを構築しどなたでも安心してリユース品をお売りいただけるようなシステムになっています(第3回参照)
 接客がなくても多くの品揃えがあればインターネットを介した売買や、ネットオークションでご購入される方もいらっしゃるかもしれません。もちろん自分の目的に合ったカー用品を調べて購入される方も多くいらっしゃいますが、その反面、例えば『カーナビが欲しい』といった漠然とした目的で商品を探されている方も多くいらっしゃいます。当社の場合、いろいろな商品知識のあるスタッフが、お客様の用途をお伺いし、ニーズに合った商品をお勧めします。『仕事でいろいろなところに行くので、カーナビを付けたい』という方に対しては、地図が新しく、多くの検索機能が付いているような商品を探し、店舗で試着ができるようにしています。そして、ご購入の際には、ほとんどの商品に保証書をお付けし、安全にご利用いただけます。一人ひとりのお客様と時間をかけて向き合うことを大切にし、リユース品の特長や保証など納得のいくまでご説明するハイタッチな接客で、リユース品に対する不安を、“安心”と“信頼”に変え、提供することができます。当たり前のことかもしれないけれども、ネットなどの販売では伝えきれない付加価値を提供しているのではないでしょうか」。

――商品知識が自然に向上する環境が整っている職場です

 スタッフへトレーニングや研修が定期的に行われていると伺いましたが、例えば自動車やバイクにあまり興味がない人が入社した場合でも問題はないのでしょうか?
 「もちろん車やバイクが好きな人を多く採用していくこともありましたが、現在は入社時に、車やバイクにあまり興味がなくとも、研修や社内のイベントで体験し、車やバイク好きになっていくスタッフも大変多いです。また、社販を使って、実際に自分の車やバイクに取り付ける社員も多いです。そうすると、自分で使ったからこそ効能がわかり、お客様に対し、パーツを付けたことによってどんな変化があるのか、どんなふうに快適になるのかを自分達の経験や体験などからリアルに接客することができるようになっていくんです。ですので、自然に知識も向上していく環境がアップガレージにはありますね。もちろん今後もスタッフのトレーニングや研修には、力を入れていきますよ」。
 研修だけに頼ることなく、好きだからこそ自然に伸びていく知識や接客。興味があまりない方でも、好きになるきっかけがあるようですが、来店される方に対しても車やバイクに興味を持つようなきっかけはあるのでしょうか?

――店舗への来店をきっかけに、ライフスタイルに反映してほしい

10周年を迎えたアップガレージ町田本店

 「ここ3年間くらいはアップガレージを知らない方やリユース品に対し不安・嫌悪感を持っている方に対し、リユース品を体験(試着など)して、興味を持っていただけるような店舗作りをしていました。その反面、開店当初からいらっしゃる専門的なチューニングを好むお客様からは、専門的なアイテムが少ないよねとか、店内にあるジャンク品(わけあり商品)が少し少なくなったよねと指摘されることもありましたが、これからはさらにご利用いただけるようにチューニング系のパーツなどもしっかり集めていき、広い層のお客様にさらに車・バイクを好きになるようなきっかけを提供していきたいと思っています。そして、現在のホームページも10月に改定される予定です。現在のホームページにある各店舗から発信しているブログは、車やバイクを趣味とされる方からのアクセスが高いのもあり、その方たちがさらに楽しんでいただけるようなページ作りをしている最中ですよ。店舗やホームページ以外ですと、今年から再開した走行会などのイベントもフレシキブルに行っていく予定です。ほかにも車を初めて運転される方への走行会なども考えています。アップガレージの店舗をきっかけに、移動の手段だけではない車やバイクの魅力をもっと身近に考えてもらって、ライフスタイルに反映させていけるようになったらうれしいです。今後の大きな展望としては、車にまつわる様々なサービスをご提供していきたいと思っています。ホームページや店舗で告知を行っていくので、楽しみに待っていてくださいね」と石田社長。
 今後も目が離せないアップガレージです。



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