アンチエイジングと下着は関係ありますか?
年齢とともに、体型が崩れるのはやむをえないとは思いますが、下着によって崩れ方に違いがありますか?
自分に合ったサイズ選びが大切
いったん変化した体型は戻らない……
「ワコール人間科学研究所」(京都市・篠崎彰大所長)がこのほど、45年間にわたってのべ約4万人の日本人女性の体型を計測したデータをもとに、「加齢による体型変化の法則と年代別に美しくみせるポイントの解明」を発表しました。

今回の発表は、1950年代生まれ1800人を対象に、18歳〜50代前半まで計測した膨大なデータをもとに分析したものです。
研究発表した研究員・上家倫子さんによると、20代後半で最も引き締まった体は、30代以降は太くなり、50代では体重が20代と比べて平均5キロ増、ウエストは10センチ太く、お腹の周りはバストと同じ寸胴の体型に変化することがわかりました。
特徴は、
- すべての人が同じ順序で体型が変化すること
- いったん体型が変化したら元には戻らないこと
加齢による変化は、ヒップもバストも3段階で進みます。
(ヒップの加齢変化)
ステップ1 ヒップ下部がたわむ
ステップ2 ウエスト周辺のメリハリがなくなり、ヒップ頂点が下がる
ステップ3 股関節付近がそげて、ヒップが内に流れる
(バストの加齢変化)
ステップ1 上胸のボリュームが落ち、脇側がそげる
ステップ2 バスト下部がたわむ
ステップ3 バストが外に流れる
バストの方が、ヒップよりも加齢変化しやすいこともわかりました。バストは、脂肪と乳腺でできていて、それらをつなぐ「クーパー靱帯」がいったん伸びきってしまったら戻りません。


体型を崩さないためには、「体型に合ったプラジャーをつけて、揺れをできるだけ抑えることが大切」と、調査にあたった上家さんは指摘します。
ところが、実際には「いつも採寸してブラジャーを買う」人は14%にとどまり、採寸したところ71%もの人が違うサイズを身に着けていたこともわかりました。
また、サイズは同じでも、年代によって形が変化するため、ぴったり合う製品は試着しないとわかりません。
体型を維持している人は「運動・食事・下着」に配慮
今回の研究の結果、体型変化の順番は共通でも、それが現れる時期や程度には個人差がありました。
50代になっても、体型の崩れが少なく体型を維持している人に生活習慣などについて詳しいインタビューも行った結果、これらの人は、ブラジャーを買うときは必ず試着してつけこごちやフィット感を確かめて購入していることも判明しました。
もちろん、下着だけでなく、日常生活でいつも体を動かすようにこころがけたり、規則正しい食生活も共通していました。特徴は、体脂肪が平均より少なく、体力があり、ぐっすり眠り、ストレスもうまく消化して、健康な生活を送っていました。
「特別なダイエットや運動をするのではなく、日常生活で、意識して自分でできることを実行しているのが、体型維持につながっているのが印象的でした」と上家さん。
下着の選び方によって体型変化を遅らせることができるとは結論づけられませんが、体型を維持している人たちの生活習慣の一つに「自分に合ったサイズ選び」があったことは参考になりそうです。
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