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正月用でも器を変えて

撮影・安斎晃

 新しい年を迎え、松の内も過ぎました。

 正月に飾ったいけばなをそのままにしている家も多いかもしれません。器を変えて新たにいけ直せば、印象を変えることができます。

 用いたのは、水差しの輪郭をかたどった一輪挿し。ポップな印象でかわいらしく、花がない時でも、インテリアとして楽しめそうです。

 花材は、正月の定番のものばかりです。松と白い花のツバキをいけて、器の下に大きな皿を敷き、ナンテンの実をあしらいました。実の赤さが引き立つよう、薄いグリーンの大皿を使っています。

 器が一輪挿しということもあり、花材を減らしました。たくさんの花を使い、多くの枝を残せば、一見華やかになりますが、いけばなの基本は「引き算」です。花や枝を減らし、花材の特徴を引き出すように心がけましょう。

 そのためにも、それぞれの花材を様々な方向から見て、じっくりと向き合うことが大切です。

 切り落とした花や枝は、マグカップや小さなびんなどにいけて家のあちこちに飾れば無駄にせずに済みます。暮らしの中で、花と会話する機会も増えますよ。(談)

 スティル・グリーン(L)は5775円。問い合わせはセラミック・ジャパン(0561・42・0182)

 馬場 えん珠(ばば・えんじゅ) 小原流研究院講師。東京や横浜市を中心に教室を開き、全国各地でいけばなの指導も行っている。(えんは王ヘンに炎)

2010年1月13日  読売新聞)


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