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手仕事の品を暮らしに…「クラフト見本市」

 手仕事で丁寧に作られた日用品の数々を紹介する「クラフト見本市2012」が、2月2、3日、東京・豊島区の「自由学園明日(みょうにち)館」で開かれる。

 展示されるのは、陶器や漆器、ガラス製品といった食器類のほか、木製のいす、織物など。日本各地のデザイナー、職人、小売店など60組が出展する。

 作品は産地の伝統的な技法で作られているものが多いが、現在の暮らしにも合うようにデザインやサイズに様々な工夫が施されている。

 例えば、「根来(ねごろ)塗りの三つ組み(わん)」=写真=は、大中小のサイズの異なるおわんがセットになっており、重ねて収納しやすい。盛岡市のデザイナーが作る漆器は、手から滑り落ちにくいよう、あえて角張った形になっている。

 また、「捨てられることの多くなった稲わらを、もう一度うまく暮らしに取り入れたい」と、山形県の農家の女性たちが作り始めた作品「稲のうつわ」も並ぶ。細かく編まれたわらが樹脂で塗り固められ、野菜を入れるのにぴったりの風合いに仕上がっている。

 会場では、作り手が漆や木、ガラスなどそれぞれの素材について話すほか、出展者の器を実際に使った食堂もオープンする。

 主催する一般財団法人「クラフト・センター・ジャパン」(東京)事務局長の山口泰子さんは、「通信販売も盛んになっていますが、やはり道具は手に取って触り心地や重さを感じてほしい。良い使い手になってください」と呼びかけている。

 作品は展示即売される。入場無料。2日は午前10時〜午後8時。3日は午後5時まで。問い合わせは、事務局(090・1100・2132)へ。

2012年1月27日  読売新聞)

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