カフェで楽しむ ボードゲーム
将棋、チェス…初心者もOK
将棋やチェス、バックギャモンなどのゲームが楽しめるカフェが増えている。ゲームを通じて誰でも参加できる交流の場として、若者を中心に人気が高まっている。
東京都新宿区の「リバネスカフェ&ダイニング」は、食事とともに様々なボードゲームが楽しめる店として昨年9月にオープンした。最近では常連客が「自由に使ってほしい」とゲームを寄付するようになり、遊べるゲームの数は30種類を超える。
先月下旬には「将棋カフェ」と題してイベントが開かれ、仕事帰りの若いサラリーマンを中心に約30人が参加した。
初めて参加した同区内の女子大学生(22)は「将棋をやりたいと思っていたが、初心者の女性1人で将棋会館に行くには勇気がいる。ここでは気さくに受け入れてもらってホッとした」と笑顔を見せた。
同店の企画に携わった女流棋士の北尾まどかさんは「将棋などのゲームは、それ自体がコミュニケーションの一つ。元々、交流の場であるカフェとの親和性は高い」と話す。
渋谷区の「カフェ・ミケランジェロ」では、西洋すごろくとも呼ばれるバックギャモンを楽しめる。毎週火曜日の「バックギャモンナイト」では、日本バックギャモン協会の会員らに手ほどきしてもらいながらゲームを体験できる。
昨年末に友達に誘われたのがきっかけで足を運ぶようになったという千代田区の女性会社員(35)は「自然と仲間が増えるし、強い人も初心者も分け隔てなく付き合えるのがいい」と話す。同協会代表の下平憲治さんは「愛好者を増やそうと始めた企画だが、ゲームを通じた交流の場になっている」と語る。
大阪市浪速区の「チェスカフェアンパサン」は、誰でもチェスで遊べる喫茶店。土日には初心者向けの練習会や、日本チェス協会の公式戦も行われている。店長の辻本二朗さんは「気軽にチェスを楽しもうという人が徐々に増えている。チェス文化の拠点に育てていきたい」と話す。
常磐大コミュニティ振興学部准教授の塚原正彦さんは「ボードゲームカフェに集う人たちは、先輩後輩、上司部下といった堅苦しさがなく、緩やかにつながり楽しみを共有している。新たな社交の場として若者に受け入れられているのではないか」と話す。
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