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    「酉年」ダジャレいっぱい…うっトリ「鳥メイク」

    かけやすい音/笑い求める世相

     鳥が悟り? 来年の干支えととり」にちなみ、鳥をダジャレにして楽しむ動きが広がっている。

     動詞の「取る」などとかけてダジャレが作りやすく、ほのぼのした笑いを求める世相にマッチしているようだ。暮らしの中にも「取り」込んで、明るい新年を迎えてみては。


    • 「幸せの青い鳥」(左)と「オウム」をイメージした鳥メイク(risa.提供)
      「幸せの青い鳥」(左)と「オウム」をイメージした鳥メイク(risa.提供)
    • 鳥が「自撮り」をしたり(上)、「悟り」を開こうと座禅を組んだりしている年賀はがきのイラスト(日本郵便提供)
      鳥が「自撮り」をしたり(上)、「悟り」を開こうと座禅を組んだりしている年賀はがきのイラスト(日本郵便提供)

     「新年早々 うっトリさせちゃう!?」――。こんなうたい文句で、東京・恵比寿のメイク専門店「risa.」は、年内限定で「鳥メイク」サービスを提供している。アイシャドーなどを駆使し、目の周りにオウムやクジャクなどをモチーフにしたメイクを施してくれる。店長の梅沢仁美さんは、「写真を撮って年賀状やSNSへの投稿に使い、友達を『とりこ』にしてください」とアピールする。片方の目だけの場合、2500円(税込み)から。

     日本郵便は、インクジェット紙の2017年用お年玉付き年賀はがき7種類のうち1種類で、「トリのシャレづくし」として、宛名を書く面にダジャレを生かした鳥のイラストを採用した。鳥がスマートフォンのカメラで「自撮り」をしたり、「悟り」を開こうとしたり、千鳥足で歩いたり。広報担当者は、「遊び心を入れてみました。受け取った方が楽しんでもらえれば」と話す。

     酉は古事記や日本書紀などで活躍するなど、古くから崇敬の対象で、縁起の良い動物とされている。「おとりさま」と親しまれ、毎年11月の「酉の市」で有名なおおとり神社(東京都台東区)の権禰宜ごんねぎ、宮本智晴さんは「『酉』は『取る』にもつながり、商売繁盛など幸運をつかみ取りたい方々が多く参拝します」と話す。

    • 平井知事らがダジャレで来訪を呼びかける鳥取県の観光ポスター
      平井知事らがダジャレで来訪を呼びかける鳥取県の観光ポスター

     この縁起の良さにあやかろうとしているのが、鳥取県。「砂丘からサンキュー」など、数々のダジャレを披露して地域PRの先頭に立つ平井伸治知事は、「来年はとっ酉年」と意気込む。同県では10月に中部で最大震度6弱を記録する地震が起きたが、復旧は進んでおり、「とっとりで待っとります!!」と、観光客に来訪を呼びかけるキャンペーンを繰り広げている。

     酉にかけたダジャレが広がる理由について、ダジャレを使った人間関係の円滑化や子どもの言語力向上を目指す一般社団法人「日本だじゃれ活用協会」(神奈川)の代表理事、鈴木英智佳ひでちかさんは、「近年、大きな災害や悲しい事件が相次ぎ、毒のない、ささやかでちょっとした笑いを求めるようになっている。『鳥』は身近なうえ、動詞の『取る』とかけて、比較的簡単にダジャレが作れ、もってこいだ」と分析する。

     同協会も今年、初めて「とさかに来ても、ゆとりでかわせ」といった鳥のダジャレを、イラストとともに描いた年賀状を発売した。さらに、全国の男女600人に投票してもらった「年賀状用だじゃれランキング」も発表。1位には「ケッコーいい感じの一年になりますように」が選ばれた。

     鈴木さんは「誰もが楽しめる『チキン』とした言葉遊びで、色とりどりの酉年にしてください」と話している。(及川昭夫)

    2016年12月28日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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