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    格安スマホ人気…お得感+α

    端末の性能 大手に迫る / 1台で2回線 使い分け

     スマートフォンで割安な通信契約に乗り換える利用者が増えて、通信会社を自由に選べる格安スマホ端末が人気だ。売れ筋は、2万~4万円程度の中価格帯の機種。最近は通信料金を下げるだけでなく、格安スマホ端末の便利な機能を目当てに買い替える人も増えている。

    • 格安スマホの販売コーナーには多様な端末が並んでいる(ビックカメラ新宿西口店で)
      格安スマホの販売コーナーには多様な端末が並んでいる(ビックカメラ新宿西口店で)

     ビックカメラ新宿西口店は、携帯電話大手3社(NTTドコモ、KDDI、ソフトバンク)並みの広さの売り場に100機種ほどの端末を品ぞろえする。販売員の室井貴宏さんは「最近は家族で一緒に格安スマホを買う人が増えた」と話す。

     家電量販店のほか、割安な通信サービスを提供するイオンや楽天モバイルの店舗などでも端末を販売している。ネット通販も扱っているが、契約の乗り換え手続きや初期設定を自分だけで行う必要がある。

     格安といっても、1万~8万円前後と幅広いが、2万~4万円程度の機種が価格と性能のバランスで支持されている。購入しても割安な通信会社に乗り換えれば、長期的に節約できる場合がある。

     例えば、音声通話が5分以内かけ放題でデータ通信が月5ギガ・バイトまでのプランの場合、大手3社は月7000円(税抜き)、割安な通信会社は月3000円(同)程度だ。乗り換えの際にかかる手数料(初期費用や電話番号の持ち運びで5000~6000円程度)などを除いた単純計算で、2年間で10万円近く負担が減る。

     スマホ全体の性能アップが頭打ちになり、格安でも電池容量や基本ソフトのバージョンなどは大手の最新機種と同じレベルか、上回るものもある。ただ、中価格帯では、カメラなど一部の機能が数年前の水準にとどまっているものが多い。

     富士通コネクテッドテクノロジーズの「arrows M03」(税抜き実勢価格3万2800円)は防水・防じん、ワンセグ、おサイフケータイなどの機能を備える。

     シャープが12月に発売した「AQUOS SH―M04」(同2万9800円)は防水・防じんやおサイフケータイ機能があり、消費電力の少ない液晶画面「IGZO」を搭載する。

     ■独自の機能

     格安スマホ端末に2016年夏、大手にはない新たな魅力も加わった。1台で二つの通信回線を簡単に使い分けられる機能「DSDSデュアルSIM デュアルスタンバイ)」を搭載する機種が登場した。

     個人用と仕事用のスマホ2台をまとめ、1台にできる。また、海外に行った際には、日本の通信契約はそのまま、現地の安い通信会社と短期契約して2回線を使い分けると、日本からの通話に対応できて、現地での通信代が割安になる。

     音声通話の多い人が節約できる使い方もある。音声通話かけ放題でデータ通信が月5ギガ・バイトまでのプランの場合、大手は月8000円(税抜き)だ。DSDSで2回線を利用して、音声通話だけ大手(KDDIを除く)と契約し、データ通信は割安通信会社に切り替えると、月4600円程度(同)となる。

     DSDS機能を持つ端末は、中国レノボ傘下の米モトローラ・モビリティが昨年夏、「Moto G4 Plus」(税抜き希望小売価格3万5800円)を国内市場に初めて投入した。

     NTTレゾナントが昨年12月に「g07」(同1万9800円)を発売。プラスワン・マーケティングは27日に「RAIJIN雷神」(同2万9800円)を売り出す。

     調査会社「MM総研」によると、大手3社以外が販売する端末の16年度上半期の出荷数は約120万台と、前年同期の約1・8倍に伸びている。

     ただ、つながりやすさなど通信の質やサポート体制では大手が上回る。自分の使い方にあった端末と通信契約を選びたい。

     DSDSDual SIM Dual Standby) 電話番号などが書き込まれた通信用カード(SIMカード)を2枚入れ、2回線を同時に待ち受けできるスマホの機能。ただ、同時に使う場合、通話中のメール受信などはできない。

    2017年01月11日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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