文字サイズ
    女性に関心の高い最新ニュースをお届けします。

    「トクホ」の定期検査義務付け…消費者庁が再発防止策

     有効成分が必要量を満たさない一部商品の表示許可が取り消されるなど、信頼性が疑問視されていた「特定保健用食品」(トクホ)について、消費者庁は17日、定期的な検査をメーカー側に義務付けるといった再発防止策を公表した。


     有効成分が必要量を満たしているかどうか、第三者機関による検査を少なくとも年に1度は実施し、検査結果を同庁に報告することを義務付ける。これまでは、表示許可を受けるのに必要な許可試験を受ければ、その後にチェックする仕組みはなかった。

     死亡や重大な疾病等につながるなど、有効成分の安全性や効果が疑われる研究結果など新たな知見が明らかになった場合は、30日以内に同庁へ報告することとした。

     消費者庁は、表示許可取り消しの問題を受け、有効成分が問題なく含まれていることを、抜き打ちでチェックする「買い取り調査」を新年度から予定していたが、前倒しして今月から一部の商品で始めている。第三者機関での検査と併せて確認することで不正を防ぐ。

     販売実態を把握するため、過去1年間の販売状況の報告も求めた。これまでは許可を受けても実際には売られていない商品も多く、昨年秋に消費者庁が行った調査では、許可した1271点のうち、販売されていたのは366点にとどまった。

     主婦連合会(東京)事務局長の河村真紀子さんは「第三者機関での検査義務化に関しては、チェック体制が整えられたという点で、はるかに改善された」と評価する一方、「何をもって新たな知見とするのか、報告を受けた消費者庁がどう動くのかが分かりにくい。そこをはっきり示す必要がある」と注文をつける。

     トクホを巡っては昨年9月、一部のサプリメントで有効成分が必要量を満たしていないとして、初めて6商品が表示許可を取り消された。

    2017年03月27日 Copyright © The Yomiuri Shimbun


    くらげっとのつぶやき
    発言小町ランキング
    アーカイブ