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    「簡単 時短」美の味方…多機能化粧品

    目元・頬・唇メイク 1本で

     複数の役目を一つに集めた多機能化粧品が続々と登場している。忙しい朝などに手早く化粧すれば時短(時間短縮)にもなる。

     顔全体の色味を統一できるため、自然に仕上がるのもうれしい。


    ◇平均13分

     女性の化粧は時代とともに変わる。1970年代前半までの高度経済成長期は、濃いアイメイクなどに西洋人への憧れが反映された。90年代前半までのバブル期は太い眉が象徴的だった。美のためにメイクに費やす時間を惜しまないことは当たり前だったといえる。

     女性の社会進出が進む現代では、メイクに効率性が求められている。化粧品メーカーの「ナガセ ビューティケァ」が2016年に全国の働く20~60歳代の女性を対象にしたアンケート調査では、朝のメイク時間は平均13分に過ぎなかった。約半数の女性が化粧品を変える理由として「手軽で簡単なメイクアイテムが欲しいから」と答えている。

     多機能化粧品はこうしたニーズに合わせて登場した。当初は、下地やファンデーションが一緒になった「BBクリーム」や基礎化粧品が主流だった。最近では、各社ともに目や唇などの「ポイントメイク」に注力し始めている。

    ◇大手も続々

     資生堂は「時短と質の両立」を目指すブランド「PLAYLIST(プレイリスト)」を展開する。その一つ、「インスタントアイコンプリートライナーマスカラ」(税込み想定価格3780円=6・8グラム)は、目の縁に引くアイライナーとまつ毛に施すマスカラを一緒にした商品だ。

     マスカラを塗った後にブラシの先端部分でアイラインを引く。「最小限のアイテムで印象的な仕上がりが実現できる」とアピールする。

     コーセーは「ヴィセ アヴァン」ブランドからチークとリップ、アイカラーを合わせた「マルチスティックカラー」(同1944円=6グラム)を2月に発売した。これだけでほぼメイクが完成する。顔全体の色味を統一できる。

     カネボウ化粧品が「ケイト」ブランドで販売している「CCリップクリーム」(同518円)は、リップクリームに下地、唇を艶付けするグロス、日焼け止めなど5種類もの機能を持たせている。口紅を使う場合は鏡の前で唇に集中する必要があるが、リップクリームなら片手で手軽に塗ることができる。メイクに近い色合いも出るため、休憩時間のお手洗いなどで、さっと手入れするのに適している。

    洗髪やネイルの手間省く

    ◇シャンプーなし

     こうした商品はメイク以外の関連分野にも広がる。

     ロレアル パリは、「ノーシャンプー」を理念に、洗浄、パサつきを抑えるコンディショナー、滑らかにするトリートメントの各成分を一つにした「エクストラオーディナリー オイル ラ クレム ラヴォン クレンジングクリーム」(同1512円=440グラム)を発売。シャンプーをしないことで髪の傷みを防ぎ、健康的な艶が出るという。

     スキューズミーでは爪の塗料として、下地、色付け、上地などを一度に塗ることができる「グロッシーピンクコート」(同972円=10ミリ・リットル)がヒットしている。

     いずれも洗髪や爪の手入れという、女性にとって時間がかかりがちな「作業」を簡単にしてくれる。(野口季瑛)

    2017年03月28日 Copyright © The Yomiuri Shimbun


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