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    中古マンションお値段は?…相場情報サイトで安心売買

    仲介サービスも

     中古マンションを売買する際の参考情報として、およその価格を提示してくれるサイトが次々と登場している。

     消費者が相場を把握し、安心して取引できるようになれば、住み替えもしやすくなりそうだ。


    ■透明化

    • 情報サービスの広がりに伴い、中古マンションの相場観がつかみやすくなってきた(都内で)
      情報サービスの広がりに伴い、中古マンションの相場観がつかみやすくなってきた(都内で)

     各情報サイトでは、販売中の物件でなくても、「想定」の価格が示される。こうしたサービスが現れるまで、消費者は中古マンションの相場観をつかみづらかった。

     中古物件は新築に比べて割安感があるものの、全住宅の流通に占める割合は1割台にとどまる。仲介業者に問い合わせても十分な情報を得られないことが多く、住宅の購入や売却をためらう原因となっている。政府は成長戦略で、中古住宅の流通市場を2025年までに8兆円と、10年比で倍増させる目標を掲げる。情報サイトの登場が価格の透明化につながるとの見方もある。

    ■簡易査定

     マンションマーケットは、全国の中古分譲マンションの想定価格をサイトで示している。価格は当該物件や周辺の取引事例をもとに算出する。マンション名のほか、地域や路線でも検索できる。簡易査定の機能もあり、会員登録(無料)をして専有面積(部屋の広さ)と階数、方位(向き)を入力すれば、その条件に基づく価格の目安を知ることができる。

     広島市の男性会社員(62)は昨年、娘の家族の東京での住居探しを手伝った。子育てに適した中古マンションを希望していたものの、「相場がどれぐらいか全然わからなかった」。このサイトを使って武蔵野市の物件に行き着いた。仲介サービスも利用して成約に至り、「遠隔地からでも多くの情報にアクセスできた」と評価する。

     ヤフーはソニー不動産と組んで、消費者同士の売買サイト「おうちダイレクト」を展開。価格の推定は首都圏(東京、神奈川、千葉、埼玉の1都3県)の分譲マンションを対象にしている。売り手はオーナー登録(無料)をすれば、当該物件の詳細な情報を得られる。代金決済、物件の引き渡しなどの手続きはソニー不動産が仲介してくれる。

     

    ■将来予測

     リブセンスが運営する「イエシル」では、会員登録(無料)すれば住戸別の参考価格を見ることができる。首都圏の1都3県が対象で、価格の推移と将来の予測もグラフで示す。建物や周辺の情報も充実している。

     不動産情報サイト大手ネクストの「HOME’Sプライスマップ」は直感的な操作にこだわったつくりだ。地図上にカーソルを合わせるだけで、各マンションの価格が表示されるので物件を比較しやすい。首都圏の1都3県と大阪府、京都府、兵庫県が対象で、22日からは愛知県と福岡県も加わる。

     不動産コンサルタントの長嶋修さんは「サービスの広がりで、妥当な価格がわかりやすくなった。同じ物件でも価格に差があるので、複数のサイトを見比べるといいでしょう」と話している。(岩崎拓)

    2017年03月29日 Copyright © The Yomiuri Shimbun


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