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米で少女マンガ展を開く 徳雅美さん

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撮影・小西太郎

「一般の米国人に広めたい」

 日本のオタク文化への関心が高まりつつある米国で、10月から少女マンガ展を開くために奔走している。

 「女の子の夢や希望を反映し、この分野がどう変化してきたのか、女性史の視点も交えて紹介するつもりです」

 「少女コミックのパワー」という展覧会の題名のように、本人も相当パワフルだ。

 奄美大島出身。首都圏の短大卒業後、10年の会社勤めを経て、1989年に渡米した。今はカリフォルニア州立大チーコ校で美術教育を教える準教授。日本の児童画は、背景など空間の使い方が外国の子どもたちとどこか違う。そこにマンガの影響を見て取り、5年前から日米を行き来して、研究を深めてきた。

 「奄美で暮らしていたころ、外の世界へのあこがれをかき立ててくれたのが少女マンガ。その体験が関心の原点かもしれません」と語る。

 展覧会は同校を手始めに、全米5大学の美術館を巡回する。手塚治虫さんら草創期の大家から、革新期の里中満智子さんら、多様化した現在まで、22人の作品を展示する。

 米でも日本の少女マンガ誌が創刊されたことを追い風に、「アニメに比べ、マニアックな印象のある少女マンガを一般の米国人に広めたい」。

 この夏は、原画などを借りるため実作者の間を飛び回った。多くの名作に接し、少女マンガへの思いを新たにしている。「線や色彩のこだわりはすごい。繊細な日本の伝統芸術を受け継いでいる気がする」 (文化部 佐藤憲一)

2005年8月26日  読売新聞)
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