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変わり種トイレットペーパーが人気星の一生のイラスト 川柳の秀作ズラリユニークな印刷をした変わり種トイレットペーパーが人気だ。トイレとは無関係なイラストや文字が印刷されているものが多く、遊び心がうかがえる。もし見飽きても、トイレで使うので決して無駄にならないことも好評の一因のようだ。 日本科学未来館(東京都江東区)のミュージアムショップで販売されているトイレットペーパーには青いインクで「星の一生」が描かれている。星が宇宙に漂う濃いガス「分子雲」から生まれ、エネルギーを燃やし尽くすと再びガスとして宇宙に拡散していく過程を見ることができる。約70センチで一巡するパターンで、繰り返し印刷されている。1個262円。 製作したのは、天文学に携わる研究者やプラネタリウム関係者のグループ「天文学とプラネタリウム」。東京大学大学院生の平松正顕(まさあき)さん(25)らが、一般の人にもっと天文学の楽しさを知ってもらいたいと思いついた。 最先端のハッブル宇宙望遠鏡などで得られた写真をイラスト化し、平松さんらが文章を担当した。「星が死んだ後に残ったガスから、再び新たな星が生まれます。この永遠の繰り返しを表現できるのはトイレットペーパーならでは」。インターネットなどでも販売しており、約1万5000個を製作したという。 TOTO出版(東京)では、公募した川柳の優秀作20句をトイレットペーパーに印刷した「トイレ川柳大賞〜おしりもうなった傑作選〜」(1個350円)を作り、全国の大手書店などで販売している。「一生で最も世話になる小部屋」「オバサンに男子トイレでせかされる」といった作品が載っている。TOTO(北九州市)の温水洗浄便座の出荷台数が2000万台を突破したことを記念したという。 このほか、出版社の春秋社(東京)も建築家、荒川修作さんと妻のマドリン・ギンズさんの共著「建築する身体」の内容から約3000字分を抜粋し、印刷した。生命の存在などについて二人の考察をまとめた内容。「トイレットブック」として350円で販売している。 こうしたトイレットペーパーの製作を請け負っているのが静岡県富士市のツユキ紙工。2001年から個人や企業からの注文にも応じるようになり、これまで約200種類を作った。費用は100個まで11万2500円(税抜き)、500個までなら13万6000円(同)になる。 個人から、結婚披露宴の引き出物用に新郎新婦の似顔絵を印刷したものを頼まれたこともある。また、企業からはロゴを印刷した宣伝用のものを注文されることが多いという。同社営業部長の露木祐一郎さんは「トイレに入れば、誰でも手に取って見る。文字やイラストを楽しんだ後に使うことができ、無駄にならないことも人気なのでしょう」と話している。 (2005年11月26日 読売新聞)
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